新型肺炎、感染拡大に歯止め掛からず

新型肺炎の死者500人に迫る 中国、感染者は2万4千人超に

https://www.sankei.com/smp/world/news/200205/wor2002050009-s1.html

【北京=三塚聖平】中国国家衛生健康委員会は5日、肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染者が中国本土で2万4324人、うち死者は490人に上ったと発表した。現時点で感染が疑われる事例も2万3千人を超えており、湖北省を中心に感染拡大に歯止めがかかっていない。

 いずれも5日午前0時(日本時間同1時)時点。重症者は3219人で、既に回復して退院した人が892人となっている。感染者は前日から3887人増えており、1日あたりの増加数としては6日連続で最高を更新。感染拡大の勢いが弱まっていない現状が鮮明となっている。死者は新たに65人増えており、いずれも湖北省で確認されている。

感染拡大が最も深刻な武漢市を含む湖北省当局は5日、感染者が4日に3156人、死者が65人増えたと発表した。中国当局の4日に発表によると、感染者の致死率は同日時点で中国本土で2・1%なのに対し、湖北省では3・1%に上る。武漢市では4・9%に達しているといい、治療態勢が整っていないことが死亡率を押し上げているとみられる。

 武漢では2日に新型肺炎患者の治療を専門に行うベッド数が約1千床の「火神山病院」が完成。5日にはそれとは別の専門病院が完成予定と伝えられている。

 一方、海外でも感染が拡大しており、中国本土以外ではこれまでにフィリピンと香港で計2人の死亡が確認されている。









【感想】

中国から正式に公表された数字は、感染者数2万4324人、うち死者490人である。1日あたりの感染者の増加数は6日連続で最高を更新し、感染拡大に歯止めが掛からない。しかも検査を受けていない保菌者や認定される前に亡くなった方もいるので実数はもっと多い。伝染力が強く潜伏期間が長いため、抑え込めるかどうか、それまでに有効なワクチンが開発され普及するか、またはウイルスが変異して拡散するか、現在は正念場の分岐点である。どう見ても、習近平が外遊できる状態ではない。そして今でも毎日、尖閣周辺海域に中国公船が来ることに与野党国会議員から国賓に異論が出ていることを知っていながら、中国は国賓招準備会合に楊潔チを来日させようとした。この人物は、2012年の国連総会で尖閣諸島は中国領土だと強硬に主張した。準備会合の人選から、中国は尖閣の件で1ミリたりとも譲歩する気はないと宣言したと判断できる。感染拡大の状況を見て、さすがに日中双方から国賓延期の議論が出てきた。良い傾向であり、一旦延期から無期延期になることを期待する。今回の新型肺炎騒動で、中国における情報公開と地方分権が進むという予測がある。そうなれば共産党独裁体制が崩壊し全人類とりわけ中国人民が幸せになる。





by ロード




クリックして応援してね。
にほんブログ村 哲学・思想ブログ サンクチュアリ教会へ
にほんブログ村