新型肺炎 中国の死者811人、SARS超える

新型肺炎 中国の死者811人、SARS超える

https://www.sankei.com/smp/world/news/200209/wor2002090006-s1.html

【北京=西見由章】中国国家衛生健康委員会は9日、肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染者が中国本土で3万7198人、うち死者が811人に上ったと発表した。新型肺炎による中国本土の死者数は、2002~03年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)の世界全体の死者数774人を上回った。

 初動の遅れも指摘された中国当局は1月下旬以降、移動制限の強化など挙国態勢で感染封じ込めを図ってきたが、人的被害の規模はSARSを超えることが確定した。新型肺炎の感染拡大をめぐっては世界保健機関(WHO)が1月30日(日本時間31日未明)、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言している。

中国国家衛生健康委が発表した人数はいずれも9日午前0時(日本時間同1時)時点。感染者数は前日から2656人、死者数は89人増えた。重症者は6188人となった。









【感想】

中国は初動対応で感染拡大の抑え込みに失敗した。中国全土にコロナウイルスが蔓延してからの封じ込めは不可能である。なぜ失敗したのか、硬直化した政治体制もあるだろう。しかし武漢市が新種ウイルスの可能性を察知し中央に報告した際、生物兵器として研究していた人工的なウイルスであることに気付き、そのことを習近平指導部と世界中に知られることを恐れて頰被りを決め込み、真実を言った者を処罰し、武漢市に感染封じ込め対策を1ケ月間許さなかった。この期間が致命的であり、多くの武漢市の医療関係者が感染し、劣悪な労働環境と合わせて、医療体制が崩壊した。とにかく、中国は不祥事があると隠そうとする習性があり、公表できない不都合な事実があったと疑われる。今さら突貫工事で仮設病院を建設しても、ただのパフォーマンスであり、仕切りのない大部屋は、感染を許容する隔離病室となり、近い将来には霊安室となる。火葬場の処理数から推計すると、死者811人は桁が変わる。習近平はパフォーマンスでNo2の李克強武漢に派遣したが、民衆の不満は爆発寸前である。中国経済が正常に再開できる見通しは定かではない。武漢市には、トヨタやホンダの工場もあり、日本政府と企業経営者は難しい判断に直面する。邦人の人命を優先するためにも、生産を縮小させて、引き上げ準備を始めるべきだと思う。





by ロード




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