新型肺炎Q&A 東京五輪・パラへの影響は?

新型肺炎Q&A 東京五輪・パラへの影響は?

https://www.sankei.com/smp/tokyo2020/news/200223/tko2002230002-s1.html

新型コロナウイルスの感染拡大はスポーツ界にも暗い影を落としている。今夏に控える東京五輪パラリンピックへの影響も懸念されている。

 Q 欧米では、東京大会の開催を危ぶむ報道がされている

 A 米有力誌タイムは「五輪はウイルスの犠牲になるか?」との題で、ニューズウィークは「五輪はキャンセルか?」との見出しで、それぞれ電子版に記事を掲載した。英国では、ロンドン市長選に出馬する候補からロンドンでの代替開催をアピールする声まで飛び出している。日本政府はこうした懸念への火消しに躍起になっており、菅義偉官房長官は「国際オリンピック委員会(IOC)から適切に対応しているという信頼感をいただいている」と予定通り開催する方針を強調している。

Q 国内で感染が拡大し、東京大会関連ではどのような動きが出ているのか

 A 大会組織委員会は4日に対策本部を設置して、対応に追われている。影響は広がっており、2月28日~3月1日に東京・有明で予定されていたボッチャの国際大会「ジャパンパラ大会」は中止になった。また、2月22日に都内で開催を予定していた、全国自治体や在京大使館の関係者らが集まる「ホストタウンサミット2020」も中止に。さらに2月中旬から3月上旬にかけて、愛知県岡崎市で行われる予定だったモンゴルのアーチェリー代表チームの強化キャンプも中止になっている。

Q 3月26日にいよいよ国内での聖火リレーがスタートするが、どうなるのか

 A 組織委の武藤敏郎事務総長はこれまでに、五輪聖火リレーを安全に運営する上での基本的な考え方を47都道府県に提示する方向で検討していると明らかにし、「聖火リレーを延期することは不可能だ」と発言している。一方、橋本聖子五輪相は、体調が悪い人は沿道に来ることを控えてもらうことが必要との認識を示している。

 Q かつて、感染症が五輪の開催に影響を与えたことはあるか

A 2016年リオデジャネイロ大会では、蚊が媒介するジカ熱流行への懸念から、ゴルフ競技の有力選手らが参加を辞退した。18年平昌大会でもノロウイルスが広がり、選手に感染者が出ている。かつて、1940年の東京大会や1944年のロンドン大会など大会自体が中止になったこともあるが、いずれも戦争が原因だ。世界保健機関(WHO)は「いかなる行事についても、開催の是非について助言する役割は担っていない」として、中止や延期は主催者が決定すべきことだと強調している。東京大会については日本政府や都、組織委がIOCなどと協議して、今後の判断を示していくことになりそうだ。








【感想】

東京オリンピックの最終決定権(通常開催するか中止するか延期するか)はIOCにあり5月頃に決済が下る。感染症統計学の権威、高橋洋一氏によれば、5月では日本における感染者数は増加しており、WHOの収束宣言は困難と見る。もし延期となればIOCに対して発言力を持つ大型スポンサーの米テレビ局に配慮し3ケ月延期ではなく1年延期になると予測する。また通常通り7月開催となっても全競技無観客試合もあり得る。過去オリンピックは戦争で中止になったり、政治的理由でボイコット国が出たり、紆余曲折があった。今回のコロナウイルスも不可抗力の自然災害的な側面も持つ。重要な点は、いかなる開催形態になろうとも、日本は真面目に精一杯努力し立派だったと世界から評価されることだと思う。但し現状では既にアメリカは、日本への渡航警戒レベルを2にし、不信感をあらわにしている。これは中国人渡航制限が緩く、クルーズ船対応が甘いことに由来するが、遡れば、福島原発事故の際、菅直人民主党政権メルトダウンに関する情報隠蔽体質も影響している。安倍政権でかなり挽回したとは言え、もし習近平国賓が実現すれば、日中米を共に不幸にし、信頼関係醸成を阻む歴史的汚点となって、東京オリンピック開催に悪影響を及ぼす。




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