中国外交トップ楊氏が28日に来日 どうなる習主席の国賓来日

中国外交トップ楊氏が28日に来日 どうなる習主席の国賓来日

https://www.sankei.com/smp/politics/news/200226/plt2002260039-s1.html

日中両政府が4月上旬で調整してきた中国の習近平国家主席国賓としての来日をめぐり、中国外交担当トップの楊潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)(よう・けつち)共産党政治局員が28、29両日に来日し、北村滋国家安全保障局長と会談する。中国が重要政治日程である全国人民代表大会全人代=国会)の延期を決定したことを受け、双方が習氏の来日時期の延期を申し合わせるかが注目される。

 政府関係者によると、楊氏は28日午後、東京都内で北村氏と会談。楊氏はその後、首相官邸安倍晋三首相を表敬訪問し、茂木敏充外相とも会談する。

中国湖北省武漢市で発生し、国内外に広がった新型コロナウイルスは、日中の内政や世論にも大きな影響を及ぼしている。中国は感染対策を優先し、3月5日に開幕予定だった全人代の延期を今月24日に決定。延期後の期日は未定で、習氏が内政に注力するため、4月上旬の来日を見送るとの観測が強まっている。

 一方、習氏の国賓来日について、産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の昨年12月の合同世論調査では「賛成」が49・0%と「反対」の37・8%を大きく上回っていたが、今月の調査では、「賛成」が43・8%、「反対」が41・7%で拮抗(きっこう)。習氏の来日を歓迎しない世論の高まりには、感染拡大が関係しているとみられる。

 日中両政府は習氏の来日準備を予定通り進める方針を維持しているが、感染拡大で、習氏の来日準備の一環で日中両政府が2月下旬に東京での開催を予定していた「日中経済パートナーシップ協議」などの一連の会議が延期された。外務省幹部によると、3月の開催の見通しも立っていないという。

 北村氏と楊氏は、ウイルス感染の収束見通しも踏まえ、習氏の来日日程を調整するとみられる。(原川貴郎)










【感想】

中国は国家の上に党がある。外相の王毅よりも立場が上の楊潔チが来日し、どんな発表があるか注目される。王毅との電話会談では「緊密に意思疎通を図ることで一致した」と微妙な表現となった。前回までは「習近平国賓来日実現に向けて両国共に準備を進めることで一致した」からは明らかにトーンダウンした。コロナ19には、インフルエンザのように春になれば流行が収まると言った季節性があるのかは未知数であり、4月に収束する保証はない。中国メディアの環球時報は「日本・韓国・イラン・イタリアなどで新型コロナウイルス対策の遅れがあり、心配である」とスーパー上から目線の社説を載せた。中国の威海市は、ウイルスの逆流を警戒して、日本と韓国からの全渡航者を隔離すると言う啞然とする驚くべき政策を取った。中国の感覚は、日本人の常識レベルを超越している。全人代が延期され、事務レベルの擦り合わせが停滞して、本当に国賓来日ができるのか疑問である。共同声明の内容・宮中晩餐会での感染対策・分刻みのスケジュールと警備上の課題・答礼としての天皇訪中問題、など課題山積である。3月に毎日準備会議をしても追い付かない。ならば延期するしかないでしょう。





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