ウイルスと宣伝戦 中国は不毛な詭弁やめよ

【主張】ウイルスと宣伝戦 中国は不毛な詭弁やめよ

https://www.sankei.com/smp/column/news/200323/clm2003230002-s1.html

新型コロナウイルスについて中国側のあきれた主張が展開されている。中国外務省の趙立堅報道官が「米軍が感染症武漢に持ち込んだかもしれない」とネット上で発言した。

 これに対し、ポンペオ米国務長官は中国の外交トップ、楊潔●共産党政治局員に厳重に抗議した。それで終わらず楊氏は「中国に汚名を着せようとしている」などと反論し、「中国の利益を損なう行為は必ず断固とした反撃にあう」とまで警告した。中国はその前にやることがあるだろう。

昨年暮れには湖北省武漢感染症が見つかっていたにもかかわらず、中国政府の情報隠蔽(いんぺい)で初動が遅れ、世界的な感染の爆発が起きたことは明白だ。楊氏の発言は中国の「負い目」の表れであり、責任転嫁だと言わざるを得ない。

 感染拡大や経済混迷で鬱積した人民の不満が、共産党批判に向かうことも恐れているのだろう。

 中国政府は国内の医療関係者や感染者、遺族らはもちろん、国際社会に対しても真摯(しんし)な姿勢で謝罪することが先決だ。詭弁(きべん)を弄してねじ曲げることは許されない。

ポンペオ氏が中国への抗議で示したように、「今はデマを拡散したり奇怪な噂を流したりしている場合ではない」ことも確かだ。

 習近平国家主席は「病原がどこから来て、どこに向かったのか明らかにせよ」と命じたが、「発生源が中国とはかぎらない」と感染源のすり替えまで狙っている。

 トランプ米大統領は、新型コロナウイルスを「中国ウイルス」と呼ぶなど、牽制(けんせい)し始めた。見過ごしては中国のプロパガンダ(宣伝)を許すことになる。

 中国の官製メディアは反省や謝罪どころか、「欧米は警戒と対応が甘い。感染を広げたことを反省せよ」「中国は感染の抑制に貢献した。中国に感謝せよ」などと主張している。イタリアに医療救援チームを派遣するなどし、中国は救世主との立場も演じている。

 感染拡大の責任をめぐり黒を白と言いくるめ、感謝まで要求する異質性を国際社会は改めて認識すべきだ。日本の政財界や国民も今回のような問題がひとたび発生すれば、甚大な被害が広がる「中国リスク」があることを意識し、あらゆる場面で対中依存を大幅軽減していかねばならない。

 中国に何らかの幻想を抱く時代はすでに終わっている。

●=簾の广を厂に、兼を虎に











【感想】

中国の精神構造を理解する上で、石平氏による宗族の解説が参考になる。中国では歴史を通して、一族だけは信じるが一族以外は信じない習慣がある。一族のために一族以外に対して嘘をつくことは善となり、良心の呵責を感じない。そして人々の価値観は一族中心のため、社会全般に共通の社会通念がない。現在では共産党幹部がそれぞれ一族の族長であり、共産党の方針を社会全体に周知させるには強権を用いるしかない。欧米におけるイエス・日本における天皇、のような社会全体に対する精神的支柱の役割を中華皇帝や孔子は担っていない。特に戦争では美辞麗句よりも騙し討ちが常套手段として推奨される。中華皇帝は極端にメンツを重視し、もしメンツを潰されると、民衆から偽皇帝のレッテルを貼られて引きずり下され、易姓革命で王朝交代となる。さて、現在の武漢ウイルス騒動は平時ではなく戦時であり、形態は情報戦争となっている。そして以下のように解釈すると辻褄が合う。習近平政権は、武漢の研究所から人工ウイルス漏出を知った。これが知られるとメンツを潰すため、真実を語った者を弾圧して情報隠蔽を図った。中国国内だけで感染爆発が起きると、民衆から怨まれてメンツを潰すため、ウイルスを世界中にばら撒いて、ウイルスvs人類の構図にすり替えた。発生源が中国では加害者となるので、被害者ポジションを取るため、他国への責任転嫁を画策した。日本発生源説で失敗したため、苦し紛れに最強の相手である米軍を発生源と主張した。ツイッターとは言え報道官の発言は国家意思であり、宣戦布告に等しい。これは戦争なので、中国は詭弁を続け、反省や謝罪することはあり得ない。情報戦で打つ手がなくなれば、窮鼠猫を噛むで軍事力を使用する。それにしても、習近平中華皇帝に防御服とマスクを朝貢する二階には、お国のため退場してもらいたい。





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