映画「Fukushima50」を観ました

映画「Fukushima50」を観ました




【感想】

実話に基づく映画の感想ですので、多少のネタバレはご容赦ください。外出自粛モードにより200座席の映画館で観客5名だった。上記の2分の予告編を2時間に引き延ばしたような緊迫感溢れる映画だった。決死隊を募って挙手するシーンでは胸が熱くなった。「俺が死んだら、次はお前が来てくれ、その次はお前だ」と任務を死守するため、死ぬ順番を指名するセリフもあった。もし原子炉の暴走を止められず、格納容器が爆発すれば、半径250キロは壊滅すると示された場面では、東京や横浜を始め静岡県も被災予想地域となっていて驚いた。原作者や監督らの考え方で人間ドラマ中心の映画に仕上がっていたが、個人的には原子炉内部のこうしたCG


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があっても良かったかなと感じた。張り詰めた現場の空気と本店・官邸との温度差があり、よくぞこの時、吉田所長・伊崎氏が現場に配属され、守ってくれて有り難うと感謝した。映画終盤に格納容器の圧力が下がって緊張感が緩和され、エンディングに向かったが、吉田所長の葬儀における伊崎氏の弔辞の中で、なぜ圧力が下がったか分からないと語っていた。ここでも日本は神様に守られたと感じた。また東京オリンピックは復興五輪になると言うメッセージがあったが、映画製作後、武漢ウイルスのパンデミックにより、1年程度の延期となり、制作中から激変する現代の世界情勢を実感した。最後は満開の桜のシーンがあり、多くのセリフを用いずとも、日本人の心と復興に向かう歩みを共有できた。全体的にいい映画だと思った。





by ロード




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