金正恩氏重体説 北朝鮮メディア「デマ」と非難 中国SNSで

金正恩氏重体説 北朝鮮メディア「デマ」と非難 中国SNSで

https://www.sankei.com/smp/world/news/200427/wor2004270020-s1.html

【北京=西見由章】北朝鮮の対外宣伝雑誌「今日の朝鮮」は27日までに、中国の短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」の公式アカウントで、金正恩キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長の重体説について「全く根拠のないデマだ」と非難した。北朝鮮の公的メディアが正恩氏の重体説を直接否定したのは初めてとみられる。

 同誌は26日、正恩氏の健康不安説について「デマの最初の出所は南朝鮮(韓国)の下水道に隠れた小ネズミたちだ」と罵(ののし)った。これは、正恩氏が妙香山(ミョヒャンサン)の病院で心血管の手術を受けたと20日に伝えた韓国のネットメディア「デイリーNK」が念頭にあるようだ。

さらに投稿は、米CNNがこの情報を利用して重体説を伝え「妖言で衆人を惑わせた」と名指しで指弾。続いて「おばさん」がデマを広め、「低俗な外国メディア」がこれを利用したと主張した。

 「おばさん」とは、北京在住で元中国外務省高官を親類に持つ香港メディア幹部を指すとみられる。同幹部は24日、正恩氏への追悼を暗示するロウソク2本の絵文字を微博に投稿。「彼(正恩氏)がいなくても中朝友好は永遠に続く」などと書き込んだことから、中国のネット上では正恩氏の死亡説が一気に拡散した。



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【感想】

北朝鮮とは不思議な国である。健在なら自国の国営放送から金正恩の最新動画を流せば世界中が納得する。それを中国を経由し公的メディアを通して「重体説はデマだ。出所は下水道に隠れた小ネズミだ」と非難した。ただ金正恩による新年の辞が省略され、4月15日の金日成の太陽節を金正恩が欠席した事実から、金正恩の健康不安説と北朝鮮の体制変革の動きは間違いない。韓国は「北朝鮮に特異な動きはない」と従北方針を堅持した。アメリカは詳細情報を掴んでいても、北朝鮮自ら公表するまで静観している。中国は北朝鮮から信用されておらず、金正恩の健康情報は機密扱いにされている。トップが安否不明の状態を長期間は継続できない。数日以内に北朝鮮が重大発表を報道すると予想する。デマと断言した媒体が国営放送でないことが、重大発表前の布石と思える。そこで「数日前まで健在だったが突然死した」と発表するかもしれない。大量粛清で幹部から恨みを買った与正に、金正恩の重石のない状態で統率する力量はないと見る。北朝鮮の幹部の6割は処刑か失脚しており、韓国の大統領と並んで、世界有数の危険な役職となっている。日本は早期に朝総連の解散及び拉致事件に関与した内通者の摘発を行うべきである。そして北朝鮮が大崩壊した場合の、拉致被害者と帰還日本人妻の救出に備えなければならない。





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