熾烈なワクチン開発競争

米開発中ワクチンで抗体 7月にも大規模臨床試験

https://www.sankei.com/smp/world/news/200519/wor2005190038-s1.html

 米バイオテクノロジー企業のモデルナは18日、開発中の新型コロナウイルスのワクチンを投与した8人で感染を防ぐ抗体が血液中に作られたとする臨床試験の初期成果を発表した。安全性にも大きな問題はなかったとし、7月にも大規模な臨床試験に移行する。

 小規模で主に安全性を調べる第1相試験の結果。投与量が異なる3グループ計45人に28日間隔で2回、注射した。このうち詳しい分析が可能な初期の少量、中量グループの計8人を評価。いずれも2回投与の2週間後には、感染後に回復した人と同程度かより多くの抗体ができていた。(共同)



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【感想】

アメリカのバイオテクノロジー企業モデルナが中共ウイルスのワクチンを臨床試験して中和抗体ができ、中共ウイルスをブロックする効能を持つことを人体で確認できたため株価が急騰した。これで有効なワクチン開発が困難だったエイズウイルスと比較して、中共ウイルスのワクチン開発に明るい兆しが見えた。但しモデルナのワクチンは高価格であり、完成後1回接種に100万円以上かかると予想され、普及版とはなり得ない。アメリカでは多額の開発費用は国防予算で行い、経済回復にとってもワクチン開発は重要となっている。一方、習近平は中国のワクチンを国際公共財にすると発言したが、かつて中国のワクチン製造会社は劣悪ワクチンを流通させた前科持ち企業なので、中国共産党幹部は中国製ワクチンを打とうとしない。もし良品ワクチンが完成すれば、まず人民解放軍に接種させ、外国に輸出する際には危険な取り引きを覚悟しなければならない。中国は中共ウイルス発生国であり、初期段階で情報隠蔽していたので、ワクチン開発競争のスタートラインにおいて他国よりも数ヶ月間のアドバンテージを持っている。日本でもアンジェス・タナベ・シオノギがワクチン開発で凌ぎを削っている。事実上、中共ウイルスのワクチンは、米中戦争における戦略兵器に近い存在になっており、その扱いは当該国の思惑により左右される。そのため日本としては、是が非でもワクチンの自国開発を完成させたいところである。来年の東京オリンピックを無難に開催するための必須アイテムと言っても過言ではない。モデルナの高価なRNAワクチンに比べて、日本の目指すDNAワクチンは改良がやり易い廉価版ワクチンである。いずれにしても中共ウイルスワクチンは、アフターコロナ時代の世界秩序を構成するための戦略物資となっている。




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