中共ウイルス、新たな「震源地」中南米 ブラジル

新型コロナ、新たな「震源地」中南米 ブラジル、ペルー、チリ… 冬に向かう南半球で懸念拡大

https://www.sankei.com/smp/world/news/200525/wor2005250009-s1.html

【ニューヨーク=上塚真由】ブラジルを中心とした中南米諸国で、新型コロナウイルスの感染ペースが増加している。日米欧などではペースが鈍化する中で、世界保健機関(WHO)は22日「南米が新たな震源地になった」と警告。南半球が冬に向かう中、ブラジルやチリ、ペルーなどの感染対策が、パンデミック(世界的大流行)の収束時期に影響を与えかねないとの指摘も挙がっている。

 ブラジルでの感染拡大を受けて、トランプ米政権は24日、ブラジルに過去14日間に滞在した外国人の入国を禁止すると発表した。中国やイラン、欧州に続く措置で、29日以降の到着便から適用される。

ブラジルの感染者数は22日にロシアを抜いて世界2位に。最多の米国(約164万人)とは大きな開きがあるが、24日時点で36万3221人、死者は2万2666人となっている。

 ブラジルでは5月に入ってから、サンパウロリオデジャネイロなど大都市で感染が急増。ファベーラと呼ばれる貧困街の被害が深刻で、検査数が少なく「実際の感染者数は10倍の可能性がある」(米メディア)。また、経済再開を重視するボルソナロ大統領が、新型コロナ対策で対立した保健相を相次いで更迭し、格差や政治的混乱といった積年の課題が表面化している。

懸念されているのは、冬の到来とともに感染が拡大することだ。特に南部では6~7月に平均5~6度と気温が低くなる。新型コロナの「季節性」は不明だが、他の呼吸器系の感染症は冬場に流行する傾向があり、インフルエンザの予防接種を奨励。新型コロナとの合併症を予防し、重症化を防ぐ取り組みが進む。

 このほか、チリとペルーも被害が深刻だ。両国は10万人当たりの感染者数がブラジルの2倍で、世界でも最悪規模。感染者数はペルーが約12万人、チリが約7万人でいずれも4月末~5月初めにかけて急増した。

 ペルーの首都リマでは、貧困層が暮らす地域の市場で「クラスター」(一大感染地)が発生。欧米メディアによると、ある卸売市場では、働く人の約8割の感染が確認されたという。

チリでも貧困層を直撃。昨年10月、地下鉄の運賃値上げを発端に首都サンティアゴ格差是正デモが始まったが、新型コロナで食料品の価格が高騰し、「食料品を買えない」と訴えるデモが再燃している。同国では冬に突入すると、薪ストーブの利用が急増し、大気汚染が深刻となる。米大学の研究では大気汚染のひどい地域では新型コロナの致死率が高まると指摘されるが、「医療危機が目前で、冬場のコロナ対策まで追いついていない」(現地情報筋)という状況だ。

 米疾病対策センターCDC)のロバート・レッドフィールド所長は、英紙フィナンシャル・タイムズの取材に、インフルエンザのように南半球に感染が移っているとし、「南半球で終わると、北半球に再び上陸するのではないかと思う」と指摘している。



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【感想】

欧米が収束に向かう中、中南米での感染拡大に歯止めが掛からない。ブラジル・チリ・メキシコ・ペルーが感染者数リストの上位にランクされ、特に貧困街での被害が深刻である。インフルエンザなど呼吸器系の感染症は冬場に流行する傾向があるため、これから寒くなる南半球での感染爆発が心配である。ブラジルでは極端な経済優先政策で感染拡大を招いているが、皮肉にも経済的打撃にもなっている。厳しい感染水際対策をとる外国からブラジルは距離を置かれ、商取引を損ねて経済に悪影響を及ぼしている。ブラジルの新規感染者数は2万人/日で世界最大の感染国アメリカに迫っている。1月2月は中国及び対中依存度の高い韓国・イタリア・イランなどで感染拡大した。3月4月はアメリカ・イギリス・スペイン・フランス・ドイツなどで猛威を振るい今では収束に向かっている。5月からはブラジル・ロシア・インド・サウジアラビアなどで感染爆発が始まりピークアウトの見通しは立っていない。そしてアルゼンチンは、感染に火がついている程ではないが、経済的側面から窮地に陥っている。テクニカルデフォルトで故意に債務不履行とし、南米特有の経済放任政策は、その場しのぎで、既得権益を守って悪性インフレを起こし国民にとって政府は災害の芽となっている。今後は医療インフラの脆弱な中南米・アフリカ・アジアでの感染拡大が予想される。このままでは病床数も少なく、十分な治療も受けられずに亡くなる方が続出する。1日も早いワクチン・特効薬の開発と普及が期待される。





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