G7 どこに向かうのか?

トランプ氏がG12を模索、文氏は招待を快諾 米韓首脳電話会談

https://www.sankei.com/smp/world/news/200601/wor2006010024-s1.html

【ソウル=桜井紀雄】トランプ米大統領は1日、韓国の文在寅ムン・ジェイン)大統領と電話会談し、9月以降に米国で予定する先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)に韓国など4カ国を招待する意向を表明したことに関連し、ブラジルを加えたG12への拡大を模索していると明らかにした。韓国の招待について文氏は「喜んで応じる」と謝意を伝えた。韓国大統領府が発表した。

 トランプ氏は「G7は古い体制で国際情勢を反映できていない」と主張し、他にオーストラリアやインド、ロシアも加えたG11やG12への拡大について意見を求めた。これに対し、文氏は「G7体制は全世界的な問題に対応するのに限界がある」と同意。トランプ氏は「その方向で努力する」と答えたという。

韓国の参加に関し、文氏は新型コロナウイルスへの「防疫と経済の両面で韓国ができる役割を果たしたい」と強調した。

 トランプ氏は中国に対抗する枠組みとして韓国などの取り込みを狙っていると指摘される。経済面で中国への依存度が高い韓国の判断が注目されていた。



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【感想】

メルケルの不参加表明と中共ウイルスの影響により、6月開催予定であったG7が9月以降となり、中国包囲網の形成を目指すトランプ大統領の思惑もありG7が揺れている。国連安保理で拒否権を持つ中国への国連制裁決議を試みても無駄である。またWHOは、最大の拠出金を出したアメリカの意向を無視して、最大の裏金を使った中国の出先機関と成り下がってしまった。トランプ大統領G7をベースにアメリカの同盟国を加えて中国包囲網の構築を模索している。軍事大国ロシアのプーチンを抱き込めば大きな力となるがヨーロッパとカナダがウクライナ問題により反対する。韓国は経済的な中国依存度が高く、文在寅は思わぬ招待に心踊らせて快諾したが、とても中国に物申せる立場ではない。共産主義者文在寅を引き込んでもメリットよりデメリットの方が大きいので、韓国は排除すべきである。イタリアは経済的な規模も小さく、既に経済的には中国に乗っ取られている。フランスは戦勝国として振る舞っているが、第一次と第二次の世界大戦では敗戦国が敗戦する前に早々と敗戦している。日本は諜報機関スパイ防止法がなく、憲法9条が足かせとなっている点が問題である。BRICSを引き込もうとするとブラジルと南アフリカの扱いが難しく、英連邦(ファイブアイズ)と組もうとするとニュージーランドで悩むことになる。G20まで枠を広げると何も決められない社交場となり、そこに中国が参加しては元も子もない。新しい保健機関で台湾をオブザーバー参加させる枠組みができれば、反中国の色彩は強くなる。この様に見ると、どれも一長一短があり、現時点では日米英を基軸にした海洋国家連合を模索することが良さそうだと思われる。





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