中印軍事衝突の現場 風光明媚なラダックは危険な火薬庫

中印軍事衝突の現場 風光明媚なラダックは危険な火薬庫

https://www.sankei.com/smp/world/news/200623/wor2006230019-s1.html

中国軍とインド軍の衝突が、インド北部カシミール地方ラダックで深刻化している。インド側では兵士20人が死亡する事態になった。両国の実効支配線で中国に隣接するラダックではこれまで、たびたび両軍の小競り合いが発生してきた。ラダックとは、どんなところなのか。
(元ニューデリー支局長 岩田智雄)

凍り付く標高5300メートル

 2014年11月、中印軍の衝突が散発的に発生していたラダックを取材した。中心都市はレー。そこから車で4時間ほどで、実効支配線に分断されたパンゴン湖に着く。秋ともなると辺りの山々はいっそう雪深くなり、凍り付くような寒さに包まれる。湖に至る道路は最高で標高5300メートルを超え、富士山の標高3776メートルをはるかに上回る。

青く澄み、風光明媚(めいび)で有名なパンゴン湖は、約10年前に人気を博したインド映画のクライマックスシーンのロケ地となった。観光客がよく訪れるようになったものの、その姿を見るために、薄い空気に備えた酸素ボンベを携帯する人も多い。

厳しい自然の中で衝突

 今回の中印軍衝突は5月初めから始まったとされ、パンゴン湖や北方のガルワン渓谷付近で起きた。

 6年前の取材当時、湖上を数人の兵士を乗せたインド軍の警備艇が移動していくのを目撃した。東西約130キロに広がるこの湖は、両国の実効支配線によって、ラダックと中国が支配するアクサイチン地方に分かれている。インド軍は湖面が凍結する前の毎年11月末まで週2回、警備艇で哨戒活動を行っているとのことだった。

中印軍は、こうした厳しい自然の中で衝突を繰り返している。インドはカシミール地方の別の地域でも、中国と蜜月にあるパキスタンと実効支配線をはさんで対峙(たいじ)している。

 3つの国はいずれも核で武装する。カシミール地方は世界で最も危険な火薬庫なのだ。

 中印国境問題 カシミール地方東部とインド北東部アルナチャルプラデシュ州の大半などをめぐり両国が領有権を争う。インドは、中国支配下のアクサイチンとパキスタン支配地域を含むカシミール地方全域、それにインドが実効支配するアルナチャルプラデシュ州を自国領とみなす。チベット地方につながるこれらの紛争地の戦略性を重視する中国は国境は未画定との立場で、1962年、インド側に攻め込んだ。約1カ月で中国軍は実効支配線外まで撤収したが、結果はインドの敗北。冷戦後、両国は軍事的に自制しているが、緊張は続いている。



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【感想】

中国は国内でウイルスや洪水による不満が溜まると、外国に敵を作って注意を逸らそうとする。インド北部カシミール地方ラダックで深刻な衝突があった。両国の実効支配線の付近では銃器使用は禁止されているが、中国軍は狼牙棒と呼ばれる残虐な武器を用意周到に準備しインド軍に襲い掛かった。インド軍人が中国軍から奪い取った武器の画像がネットに流され衝撃が走った。こんな棍棒を振り回す中共軍は正に赤い鬼である。これで何十人も撲殺されれば、さすがにインド国民も怒るだろう。まるで1937年に日本人二百余人が支那人に惨殺された通州事件を思い起こす。インドでの反中感情は最悪となり、中国製品ボイコット運動が沸き上がり、中印関係は決裂した。BRICSも空中分解となった。インドはロシアから武器を調達しており、もし中国が台湾侵攻をすれば、背後から中国を攻めることができ、結果的に台湾防衛に寄与している。風光明媚なラダックは富士山の頂上よりも標高は上で、昔は往来も少なく、国境線が曖昧でも紛争は少なかった。しかし現在では道路も整備され、往来も頻繁となり火薬庫と化した。それにしても中国の傍若無人な振る舞いに世界中は辟易している。中共ウイルスの発生源は米軍だと言い、インドが領土侵犯したと言い、日本が敵基地攻撃能力保有の検討を発表すると、思いっきり内政干渉の主張をしてくる。





by ロード




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