世界から嫌われる中国の駐英戦狼大使

中国の駐英大使「内政干渉」と批判 英の香港市民受け入れに

https://www.sankei.com/smp/world/news/200707/wor2007070011-s1.html

【ロンドン=板東和正】中国の劉暁明駐英大使は6日、インターネットを通じた記者会見で、英政府が香港市民の受け入れ拡充を進める方針を表明したことを受け、「中国への重大な内政干渉だ。(英国は)国際関係の規範を踏みにじっている」と批判した。ロイター通信が報じた。

 中国への抗議活動などを規制する香港国家安全維持法(国安法)の施行を受け、英政府は1日、英国発行の旅券を持つ香港市民の英国での滞在可能期間を大幅に緩和し、5年間に延長する方針を発表した。

劉氏は会見で、英国の香港市民の受け入れ状況を精査して、対応策を決める方針を示した。「中国は英国との友好的な関係を望んでいる」とした上で「(英国が)中国を敵対国にしたいのであれば、その結果の責任を負わなければならないだろう」と警告した。

 また、劉氏は、英国が第5世代(5G)移動通信システムの整備で、中国通信大手の華為技術(ファーウェイ)の製品の活用をとりやめた場合、英国進出中の中国企業に「非常に悪いメッセージ」を送ることになると指摘した。

ラーブ英外相はロイターの取材に、香港の高度な自治を2047年まで保障した中英共同宣言に触れて「多くの国は、中国が国際的義務に従っているのか疑問に感じている。これは信頼の問題だ」と反論した。



f:id:hamamatsu3000:20200709020714j:plain







【感想】

中国は自ら、中国包囲網を強固にするための努力をしているようだ。イギリスが、香港住民に英国市民権を付与することで、どうして内政干渉となるのかサッパリ分からない。中国は香港住民の人権を無視するファシズム国家であり、ヤクザ国家である。中国は駐英大使劉暁明までが、挑発的な戦狼外交をしている。国際規範を破り続ける中国が、イギリスに対して国際関係の規範を踏みにじるなと非難している。当初イギリスは5Gでファーウェイを導入しようとしていたが、とうとう排除へ方針転換した。それからインドのモディ首相は迷彩服で中印国境紛争地域を訪問して、中国の膨張主義を非難し、明確に対決姿勢を示した。そして中国は南シナ海東シナ海黄海で同時に軍事演習を行っている。米海軍は南シナ海で空母2隻が軍事演習し、3隻目も近海に展開している。チャイナウォッチャーの中には、7月中の台湾有事を想定する者もおり、そのための準備を両軍が始めたようにも見える。日本においても、尖閣の領海侵犯を繰り返す中国が「中国には違法行為を取り締まる権利がある」と暴言を吐き、自民党の外交部会で「習近平国賓来日中止を要請する」とようやく中止の文言を入れたまでは評価するが、二階に忖度して「中止を要請ぜさるを得ない」と表現が後退した。更にはベトナムもオーストラリアもカナダも中国に反発している。現代の世界において、中国の悪は余りにも巨大であり、他の悪が霞んでしまうほどである。





by ロード




クリックして応援してね。
にほんブログ村 哲学・思想ブログ サンクチュアリ教会へ
にほんブログ村