安保理首脳会議など協議 中露外相が電話会談

安保理首脳会議など協議 中露外相が電話会談

https://www.sankei.com/smp/world/news/200718/wor2007180009-s1.html

ロシアのラブロフ外相は17日、中国の王毅国務委員兼外相と電話会談した。ロシア外務省によると、プーチン大統領が提案している国連安全保障理事会常任理事国の5カ国首脳会議に向けた準備などについて協議した。

 ラブロフ氏は、米国と進めている軍備管理問題に関する交渉経過を王氏に伝達。新型コロナウイルスの影響で首脳会議が延期されている新興5カ国(BRICS)や上海協力機構(SCO)の活動についても協議した。(共同)



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【感想】

老練なラブロフと肩書きだけは外相の王毅が電話会談した。外観上は、拒否権を持つ国連安保理常任理事国に関する提案や中距離核戦力に関する米中露交渉について協議したように取れるが、実質的に中身ある本音の相談がされたようには思えない。新興5ケ国BRICSのメンバーであるインドと中国は、国境で撲殺紛争を起こし、インドでは中国製品のボイコット運動が起き、中印関係は最悪となった。何食わぬ顔でロシアはインドに武器供与をした。それでもロシアは、四面楚歌の中国に手を差し伸べるポーズをとり、したたかさを見せた。中国は国家の上に共産党が存在する分かりにくい構造であり、外相の王毅の上に外交トップの楊潔チがいる。アメリカでは中国共産党を非合法組織に認定する法律制定の動きまである。ほとんど国家承認を取り消し、テロ組織と見做すようなものである。ブラジルではボルソナロ大統領自ら感染し、発生源の中国を心良く思ってはいない。既に事実上BRICSは空中分解している。国連を始め、G7も、G20も、EUも、NATOも、BRICSも、機能不全に陥っている。ここは日米英のシーパワーを中心に豪印を加えてセキュリティ・ダイヤモンドで世界をリードしてもらいたい。





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