習近平を取り巻く環境の地殻変動が始まった!

中国、チェコ議長訪台に「深刻な代償を払わせる」 王毅氏が反発

https://www.sankei.com/smp/world/news/200831/wor2008310016-s1.html

【北京=三塚聖平】中国の王毅国務委員兼外相は31日、チェコのビストルチル上院議長らが台湾を訪問したことについて、「中国政府と人民は絶対に座視することはなく、近視眼的な行為と政治的なばくちに高い代償を支払わせる」と強く警告した。訪問先のドイツで述べたと、中国外務省がホームページ上で発表した。

 王氏は、チェコ議長の訪台や「その背後の反中勢力」に対し、「台湾問題で『一つの中国』に戦いを挑むことは、14億人の中国人民を敵に回すことで、国際的な背信行為だ」と牽制(けんせい)した。

一方、中国外務省の趙立堅(ちょう・りつけん)報道官は31日の記者会見で、ビストルチル氏らが台湾を訪問したことは「中国の主権をわざと侵犯し、内政に乱暴に干渉する反中勢力の悪辣な行為」であると主張し、強い非難と深刻な懸念を表明した。その上で「チェコ側が直ちに措置を講じ、誤った行為による非常に悪い影響を取り除き、両国関係の大勢を損なわないように強く促す」と語り、チェコ側に対応を迫った。

 また、台湾側に対して「どのような行為も、台湾が中国の一部であるという事実は変えられない。台湾独立の企てが目的を果たすことはない」とくぎを刺した。



f:id:hamamatsu3000:20200902022948j:plain






【感想】

中国の言動がチグハグで習近平の思うようになっていない。今まで中国と国交を持つ国は、政府高官を台湾に訪問させない建前があった。しかしアメリカが方針転換し、李登輝氏の弔問にアザー厚生長官を送った。中国の報道は、その件を無視した。今回、チェコのビストルチル上院議長らが訪台すると、ヤクザ国家らしく恫喝し罵倒した。中国外相の王毅が、今までワイロで手なずけていたEU諸国を歴訪すると、ナチスの外相でも迎えるかのように、各国は香港・ウイグルでの人権弾圧を責め立てた。欧米における潮の目は変わっている。ただドイツだけは自動車産業で抜け出せない程、嵌り込んでいる。中国内部からも不協和音が聞こえてくる。南シナ海で軍事プレゼンスを誇示するアメリカに対して、イラついた中国が弾道ミサイル4発を発射した。この件の質疑応答で中国報道官は「関係部署に聞いてくれ」と内部分裂を匂わす発言をした。また北戴河会議の後で、長老の後ろ盾を得たように李克強習近平に反抗する態度を見せるようになった。習近平の貧困撲滅政策の失敗を当てこするように、月収1万5千円以下の貧困者が6億人いると公表した。水害被災地視察を革靴で訪れた習近平を皮肉るように、李克強は長靴で水の中を歩いた。この様に内憂外患の習近平は、針のむしろ状態となっている。




by ロード




クリックして応援してね。
にほんブログ村 哲学・思想ブログ サンクチュアリ教会へ
にほんブログ村