トランプ大統領、最大の業績

国交正常化「勇気ある一歩」　イスラエル、ＵＡＥと米が共同声明

https://www.sankei.com/smp/world/news/200901/wor2009010014-s1.html

イスラエルとアラブ首長国連邦（ＵＡＥ）の国交正常化合意について、両国と仲介役の米国は８月３１日、国交正常化は「中東のさらなる繁栄と安定に向けた勇気ある一歩だ」とする共同声明を発表した。同日からの米イスラエル代表団のアブダビ訪問に合わせた声明。

　共同声明では、正常化合意が「イスラエルによる主権拡張の停止につながる」として、占領地ヨルダン川西岸の併合が一時停止されることを強調。パレスチナ側に対し、イスラエルとの和平交渉を再開するよう促した。

クシュナー米大統領上級顧問とイスラエルのベンシャバット安全保障顧問を含む米イスラエルの代表団は９月１日から、投資や金融、観光など７分野におけるイスラエル・ＵＡＥ関係の強化についてＵＡＥ高官らと本格的に協議する見通し。（共同）

【感想】

中東紛争は、民族・宗教・領土・利権などが複雑に絡み合い、解決不可能と思われてきた。今までイスラエルｖｓアラブ連合の構図が固定観念となり、イスラエルを支援するアメリカを含めて、ユダヤ教＆キリスト教ｖｓイスラム教と思っていたところ、トランプ大統領とクシュナー氏によるブレイクスルーがあり、本当の敵はイランと見抜き、ユダヤ（イスラエル）＆スンニ派（ＵＡＥなどのアラブ）ｖｓシーア派（イラン中心のペルシャ）とコペルニクス的な発想の転換があった。イスラエルとＵＡＥの国交正常化に対しては、トランプ大統領に敵対する民主党からも拍手が送られてくる。東アジアの感覚ならば、米台国交樹立に匹敵する衝撃である。今後、サウジアラビアがスンニ派に加勢すれば、雪崩れ現象が生じてイラン包囲網が形成される。中国包囲網と合わせて、トランプ大統領の名前は歴史に刻まれる。この時、アメリカ陣営の中で、イランや中国と平和的に対話できる国として日本に白羽の矢が立つ。その様な外交ができる人物は安倍氏か河野氏しか思いつかない。

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