トランプ大統領、保守派女性のバレット氏を最高裁判事に指名

トランプ大統領、保守派女性のバレット氏を最高裁判事に指名

https://www.sankei.com/smp/world/news/200927/wor2009270005-s1.html

【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米大統領は26日、ギンズバーグ連邦最高裁判事(18日死去)の後任に、女性で保守派のエイミー・バレット連邦控訴裁判事(48)を指名すると正式に発表した。上院で指名が承認されれば、最高裁(定員9人)の構成は保守派が6人、リベラル派が3人となり、最高裁で保守派の優位が確立される。

 トランプ氏はホワイトハウスでの指名発表式で演説し、バレット氏について「最も優れた法的思考の持ち主の一人だ」と称賛した。バレット氏は「判事は為政者ではない。判事は法律を記載通りに適用すべきだ」と強調した。

トランプ氏による最高裁判事の指名は、ニール・ゴーサッチ(2017年)、ブレット・カバノー(18年)両氏に続き3人目。

 バレット氏が承認されれば女性の最高裁判事としては歴代5人目となる。トランプ氏としては女性判事の起用で、11月3日実施の大統領選に向け、16年の前回大統領選で同氏を支持しながら18年の中間選挙では民主党支持に流れた郊外在住の白人女性の支持を取り戻したい思惑もある。

 上院(定数100)による指名承認公聴会は10月12日にも開始される。上院の現有勢力は共和党53、民主党(同党系無所属を含む)47で、承認はほぼ確実視されている。

バレット氏はカトリック信者で、スカリア元最高裁判事の法務事務官などを経て、17年から中西部を管轄する第7巡回区連邦控訴裁(本部イリノイ州シカゴ)の判事を務めている。



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【感想】

アメリカの最高裁判事は9名で構成され終身制であり、欠員が生じた場合には、大統領により指名され上院で承認されて就任すると憲法に謳ってある。一期目のトランプ大統領は既に3人目の指名となり、この点だけを見ても神に祝福された大統領だと分かる。ロシアゲートで弾劾が取り沙汰されていた頃、マスコミは狂ったようにカバノー氏の高校時代のフェイク・スキャンダルを攻撃した。ナンシー・ペロシは再びトランプ弾劾を打ち上げて、上院での審議を中断させ、バレット氏の承認を妨害すると牽制したが、前任者の死去はトランプ大統領と無関係であり、弾劾を用いた牽制は、むしろ逆効果になると思う。中間選挙では、一部の保守層からトランプ離れの動きが出たが、中絶反対・銃規制反対で旗幟鮮明なカトリック信者のバレット氏が就任すれば、福音派や保守層の票が固まり、リベラル有利な世論調査の支持率でも逆転する可能性がある。特に今回の大統領選挙では、大量の郵便投票が行われ、不正投票が疑われる州では再集計請求や訴訟合戦が予想される。11月3日の前に上院で承認されバレット氏が就任すれば、大統領選挙の決着が最高裁で争われた場合に、決定的な役割を果たすことになる。





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