米下院、トランプ氏解任求める決議案を可決 ペンス副大統領は拒否

米下院、トランプ氏解任求める決議案を可決 ペンス副大統領は拒否

https://www.sankei.com/smp/world/news/210113/wor2101130021-s1.html

【ワシントン=黒瀬悦成】米下院本会議は12日、トランプ大統領が支持勢力に連邦議会議事堂の襲撃と占拠を扇動したとして、ペンス副大統領にトランプ氏の解任を求める民主党提出の決議案を賛成多数で可決した。ただ、ペンス氏は採決に先立ち、解任は「あしき先例になる」として拒否する書簡を民主党ペロシ下院議長に送付しており、下院は13日にトランプ氏の弾劾訴追決議案(起訴状に相当)の審議に入り、同日中の採決を目指す。

 下院民主党はペンス氏に対し、決議後24時間以内にトランプ氏を解任するか決断するよう求めていた。

 この日の解任要求決議案は、米憲法修正25条の規定に基づき、トランプ氏を「職務の継続が不可能」と見なして副大統領と閣僚の過半数の賛成で同氏を解任し、ペンス氏が大統領代行に就くよう求めていた。

 弾劾訴追決議案をめぐっては、下院で民主党が多数を占める上、共和党からもチェイニー元副大統領の長女で共和党ナンバー3のリズ・チェイニー議員ら少なくとも5人が賛成するとみられ、トランプ氏の訴追は確実な情勢だ。

 下院共和党指導部は12日、両決議案の採決で同党の議員らに「良心に従った投票」を奨励したとされ、賛成に回る議員らがさらに増える可能性がある。

 一方、トランプ氏は12日、訪問先の南部テキサス州で弾劾訴追に関し「いんちきの弾劾だ。米国史上最大の魔女狩りが続いている」と反発した。

 同氏は、自身の発言が支持勢力に議事堂襲撃をけしかけたと非難されている問題については「私は法の支配を信奉する」と主張。首都ワシントンから同州へ出発する直前、記者団に対しては「発言は完全に適切だった」とし、自身の責任を全面的に否定した。




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【感想】

トランプ大統領テキサス州で演説し「インチキの弾劾だ。米国史上最大の魔女狩りが続いている」と反発した。演説した場所はメキシコとの国境地帯のアラモで、演説の大半は不法移民や麻薬の流入阻止に役立った国境の壁に関する内容であった。そしてアラモ砦は独立のため300名以上の兵士全員が討ち死にする壮絶なテキサス魂を体現した場所であり、トランプ大統領の言外に不屈の気概が満ちている。演説内容の詳細は忘れられても、演説場所と込められた気持ちは記憶に残る。例えばポンペイオ氏のニクソン記念図書館前での演説は、米中接近を始めたニクソンの過ちを認め、米中対決へ方針転換することを印象付けた。また多くの国家戦略に関わる提言をしてきたハドソン研究所でペンスは、対中宣戦布告ともとれる強硬演説をした。今回のトランプ大統領の演説では、始めてバイデン政権という用語を用いたことで、ネット界隈は、事実上の敗北宣言かと臆測を呼びざわめいたが、この解釈は定まらない。最近の二代王様のみ言の中でもトランプ大統領に対する言及に濃淡があり、受ける立場の者の信仰的成長が願われているように思う。いずれにせよ、20日までは人知を超えた急展開も充分あり得ると感じている。




by ロード



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