カナダ下院 中国のウイグル弾圧は「ジェノサイド」 動議採択

カナダ下院 中国のウイグル弾圧は「ジェノサイド」 動議採択

https://www.sankei.com/smp/world/news/210223/wor2102230025-s1.html

【フェニックス(米西部アリゾナ州)=上塚真由】カナダ下院は22日、中国当局が新疆(しんきょう)ウイグル自治区ウイグル族などのイスラム教徒少数民族に対し、国際法上の犯罪である「ジェノサイド(民族大量虐殺)」を行っていると批判する動議を採択した。動議は最大野党の保守党が提起し、トルドー政権にも公式見解とするよう求めている。

 動議に法的拘束力はなく、定数338の下院のうち266議員が賛成し、反対はなかった。与党の自由党議員も大半が賛成した。ガルノー外相は出席し「カナダ政府を代表する」と述べた上で棄権した。

動議は政府に対し、2022年の北京冬季五輪の開催地を他の国に変更するよう国際オリンピック委員会(IOC)に働きかけることも求めた。

 こうした動きにトルドー政権は慎重で、ガルノー氏は採択後、声明を発表し、ウイグル自治区での恣意(しい)的な拘束など「人権侵害の恐るべき報告」に「深く困惑している」としたが、ジェノサイドとの主張に関しては「国際的な独立機関による調査」が必要との立場を示した。

 一方、在カナダ中国大使館は声明を出し、動議について「中国の内政への重大な干渉で、14億人の中国人に対する悪意のある挑発だ」と猛反発した。



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【感想】

カナダ下院がウイグルでのジェノサイド認定をした。良い傾向である。そして英国は日米豪印クアッドへの加盟の意向を示しており、仏独も中国への圧力を強めている。ただ肝心の米国バイデンが、ウイグル問題は文化の違いだと寝言を語り心許ない。ならばナチスユダヤ人虐殺も文化だと言うのであろうか。毛沢東文化大革命を文化と呼べばブラックジョークにしかならない。戦争による犠牲者数よりも共産政権の圧政による犠牲者数のほうが多い。悪なる勢力が軍事力で攻めて来たら、平和的な話し合いは無力である。拷問され、臓器を抜かれ、民族滅亡するまで踏み潰される。むしろ誇り高く戦う道を選びたい。悪なる勢力が存在する地球では、非武装中立が危険な考え方であることをルクセンブルクが教訓として残してくれた。ルクセンブルクは2度の大戦を通して国土を蹂躙され続けた。一方、武装中立のスイスは戦闘に巻き込まれることはなかった。平和軍・平和警察の思想はスイス軍の考え方に近いと感じる。そして日本が目指すべき方向性は、日米豪印+英の新クアッドが、NATOの様に、どこか1ケ国が攻撃された場合、他の全ての加盟国が自動的に反撃に参加する義務を負う機構に向かうべきと考える。その為には憲法改正など多くの課題が残っている。




by ロード



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