台湾・蔡総統、日本のパイン購買増に謝意 中国の禁輸は逆効果か

台湾・蔡総統、日本のパイン購買増に謝意 中国の禁輸は逆効果か

https://www.sankei.com/smp/world/news/210303/wor2103030035-s1.html

台湾の農業委員会(農水省)は3日、今年の日本のパイナップル購買量が前年比約130%増の5000トンになるとの見通しを発表した。中国が台湾産パイナップル禁輸を先月発表して以降、台湾は輸出の多角化や台湾内消費の拡大を図ってきた。全体でも大幅増の見通しで、蔡英文総統は日本など各国や台湾人に謝意を表明した。

 中国政府は2月26日、検疫で害虫を検出したことを理由に3月1日からの輸入停止を発表。習近平指導部は、嫌がらせによって蔡政権への反発が台湾で高まることを狙ったとみられるが、各国の台湾支持拡大や台湾人を団結させる「逆効果」となった可能性がある。


蔡氏は「購買量は全体で(昨年の対中輸出分に当たる)4万1000トンを超え、うち日本向けは5000トンの見込み」とフェイスブックに投稿した。(共同)




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【感想】

中国からすれば、台湾にしても、オーストラリアにしても、経済的に取り込んでおいて、都合が悪くなれば、経済カードとして報復に使う。中国は嫌われるはずである。台湾のパイナップルを日本は、もっと購入してあげよう。中国にとって、とりわけ習近平にとって台湾併合は悲願であり、憲法にも謳っている。来年の北京オリンピックまでは、メンツを潰さぬよう、比較的大人しく振る舞い、北京オリンピック後に強硬手段に打って出る危険性が高まる。日本は東京オリンピックがあるため、ウイグル問題でも香港問題でも腰が引けている。東京オリンピックは開催できるとしても、無観客試合もしくはワクチン接種済み観客限定になると思う。IOCとしてはコロナ拡散の責任リスクを負うことなく、開催によりテレビ放映権料を得たいと思っている。また日本の対中外交の観点からは、今まで日米同盟が基軸であったが、これからは、日米豪印+英の新クアッド、更には加仏まで拡張した新G7(日米豪印英加仏)に徐々に重心を移しつつある。特に日豪は準軍事同盟と言えるほど親密になってきており、日英同盟も1世紀ぶりの復活に期待したい。頼りになるか不安なバイデン政権だけに委ねるより、多国間連携による封じ込め策の方が有効なことは、ソ連封じ込めでNATOが機能して実証済みである。




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