米最高裁、トランプ氏とリン・ウッド氏の訴え退ける

最高裁、トランプ氏とリン・ウッド氏の訴え退ける

https://www.epochtimes.jp/2021/03/69583.html

最高裁は8日、2020年大統領選挙の投票結果をめぐるトランプ前大統領が起こした最後の訴訟を退けた。また、最高裁は同日、今年1月5日のジョージア州上院選挙に対して、リン・ウッド弁護士が提出した法的救済を求める請願を正式に拒否した。

トランプ氏は昨年12月末、ウィスコンシン州不在者投票について問題視し、同州の選挙委員会を相手取り最高裁で訴訟を起こした。トランプ氏は、郵便投票に関するウィスコンシン州選挙委員会の規定は、憲法修正第14条および同州の関連法に違反したと主張。

トランプ氏は訴状で、同州選挙委員会と選挙当局の官僚は「不在者投票用の投票箱を無許可で設置し、選挙スタッフに不在者投票の立会人証明書を違法に訂正させた。さらに、有権者ID法を回避するために、有権者に『活動範囲が無期限に制限されている(indefinitely confined)』状態を悪用させた」と非難した。

最高裁は2月22日、昨年の大統領選挙の投票プロセスや投票結果に異議と唱える複数の訴訟を却下した。これらの訴訟は、激戦州のアリゾナ州ジョージア州ミシガン州ペンシルベニア州ウィスコンシン州で行われた大統領選挙に関するものだった。

一方、最高裁は8日、トランプ前大統領の支持者であるリン・ウッド弁護士が提出した職務執行令状の緊急請願を拒否すると発表した。リン・ウッド弁護士は昨年12月30日、21年1月5日のジョージア州上院選挙の投票を阻止するよう緊急請願書を提出した。この選挙で共和党民主党は、同州上院の2議席を争った。バイデン大統領が政権移行を始めたと同時に、民主党候補は共和党の現職上院議員を破り、この2議席を制した。

最高裁は、請願拒否の理由について声明は出していない。また、請願拒否に反対した判事は1人もいなかった。

(翻訳編集・張哲)



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【感想】

アメリカの主権者はアメリカ国民である。アメリカ民主主義は憲法を背骨として成り立っている。そして連邦最高裁憲法の最後の砦となるはずであった。大統領選挙の得票数は、トランプ8千万票vsバイデン4千万票と見ている。投票日直後には、連邦最高裁で動かぬ証拠を提示できるかが勝負のポイントになると多くの者が思った。しかし連邦最高裁は逃げ回り審議を避けて、アメリカ国民からの信頼を失い、権威を喪失した。この傷は簡単には癒えない。中共の浸透工作は、ここまで来ていたのかと愕然とした。今回、連邦最高裁が最後の訴訟を退けたことで、大統領選挙に関する連邦最高裁に関わる訴訟は区切りとなった。アメリカを立て直すには、共和党・SNS・情報機関・マスコミ・裁判所・民主党と抜本的な改革が必要である。まるで、全身に癌細胞が転移した患者を健常者に回復させるような、困難な課題であるが、諦めることは許されない。




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