日米豪印「新たな段階」 初の首脳会合 途上国にワクチン支援

日米豪印「新たな段階」 初の首脳会合 途上国にワクチン支援

https://www.sankei.com/smp/politics/news/210313/plt2103130004-s1.html

日本、米国、オーストラリア、インドの4カ国は12日夜、初めての首脳会合をテレビ会議形式で開催した。覇権主義を強める中国を念頭に、法の支配や航行の自由など「自由で開かれたインド太平洋」の推進に向け、東南アジア諸国連合ASEAN)などと連携を進める方針を確認。途上国などへの新型コロナウイルスワクチン支援で協力することでも一致した。

 会合には、菅義偉(すが・よしひで)首相とバイデン米大統領、モリソン豪首相、モディ印首相が出席した。

開催を呼び掛けた議長のバイデン氏は「クアッド(4カ国の枠組み)がインド太平洋の重要な協力の場となる」と強調。「野心的な共同パートナーシップでワクチン生産を拡大する」と表明した。中国やロシアが自国製ワクチンの提供で途上国への影響力を拡大していることが背景にある。

 菅首相は会合後、記者団に「(日米豪印の枠組みを)新たなステージに引き上げることができた」と述べた。首相は、尖閣諸島沖縄県石垣市)周辺の領海侵入など東シナ、南シナ海への進出を強める中国に関し、一方的な現状変更の試みに強く反対すると表明したことも明らかにした。

会合では、ワクチンと気候変動、次世代技術について協議するワーキンググループの設置でも合意。対面の首脳会談を年内に開催することも確認した。



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【感想】

日米豪印のクアッドが初の首脳会談を行うところまで漕ぎ着けた。言うまでもなく対中包囲網の枠組みであり、中国の反応から、中国はクアッドを嫌がっていることが分かる。中国と激しく対立するモリソンのオーストラリアにとってもクアッドは有り難く、この流れで自衛隊とも準軍事同盟的な深化を遂げており、両国にメリットとなっている。また中国と国境紛争を抱えるモディのインドは、クアッド連携をテコに国境線を押し返した。ただ肝心なアメリカが心許ない。クアッドというトランプ政権が敷いた路線を慣性力で進んでいるだけで、認知症のバイデンには正当性もなければ、能力もない。日本も同様で安倍政権の外交的な遺産を相続しただけで、菅首相が指揮棒を振れるとは思えない。親中媚中の二階や公明を切れないのでは、先が思いやられる。やはりアメリカがしっかりしなければ、折角のクアッドが形骸化する心配がつきまとう。ディープステイトは、バイデンをホワイトハウスに送り込むところまでは、シナリオ通り進めることができた。しかしDSにとり、その先の見通しは暗い。依然トランプ大統領は多数派であり影響力は大きい。ハリスを昇格させることも簡単ではない。バイデンの失言を理由に罷免すれば、大義名分なき2度目のクーデターとなり、副大統領は空席にもなり得る。正当性のないリーダーがワシントンにいても権力は不在で、米国民はついて来ず、世界をリードすることも期待できない。残念だが、今は2024年から大きく飛躍するための、地道に足腰を鍛えておく期間のようにも感じる。




by ロード



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