中国ファーウェイ、オランダ当局者らを「盗聴可能」=報道

中国ファーウェイ、オランダ当局者らを「盗聴可能」=報道

https://www.epochtimes.jp/2021/04/71923.html

オランダ紙フォルクスクラント(De Volkskrant)は17日、同国電気通信事業KPNの内部調査報告を引用し、中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)は、オランダ当局者を含むKPN社のネットワークの利用者を盗聴できる状態だったと報道した。

同報道によると、KPN社の内部調査報告は2010年に作成されたものだった。KPNは2009年からファーウェイの通信技術などを導入し、ファーウェイ社員6人がKPNの本社に駐在していた。

オランダ情報機関当局、総合情報保安局(AIVD)からファーウェイがスパイ活動を展開している可能性があるとの警告を受けて、KPN社が内密に社内調査を行った。調査報告書はフランスのITコンサルタント会社、キャップジェミニ(Capgemini)が作成した。

同報告書は、ファーウェイは同社のサーバーを使用する、KPN社の電話回線利用者の通信を全部盗聴することが可能だと指摘した。このなかに、2002~10年まで首相を務めたヤン・ペーター・バルケネンデ氏や他の元閣僚ら、オランダに亡命した中国人民主活動家の通話回線も含まれている。

さらに報告書は、ファーウェイ側がオランダの警察当局や情報機関当局のどの電話番号を監視していたのかを解析できたと示した。

しかし、報告書は、KPN社に常駐するファーウェイの社員が直接盗聴したかを明確に示さなかった。

フォルクスクラント紙の報道を受けて、KPN社の担当者は地元メディアに対し、「ファーウェイ側が当社のネットワーク、または顧客システムからデータを盗み、あるいは盗聴した証拠はまだない」と示した。

(翻訳編集・張哲)



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【感想】

オランダのフォルクスクラント紙がKPN社の内部調査報告を報道した。それによると、2009年KPN本社にファーウェイ社員6人が駐在した。オランダ情報機関から警告を受けてKPN社が内密に社内調査すると、ファーウェイはKPN社の電話回線を利用する全ての盗聴が可能な状態であったことが判明した。取って付けた様に、ファーウェイが実際に盗聴した証拠はまだない。と加えていたが、中共の日頃の行ないを見れば、その言葉を信じる様な、お人好しはどこにもいない。当然、動かぬ証拠を保有し、将来の交渉カードとして温存しているはずである。またオランダ情報機関に、KPN社のファーウェイが怪しいと示唆した存在がいると思われる。アメリカの情報機関ではないかと推測する。既に情報戦・報道戦では開戦している。




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