中国「戦狼画家」、G7外相らを八カ国連合軍と揶揄 集合写真をパロディ化

中国「戦狼画家」、G7外相らを八カ国連合軍と揶揄 集合写真をパロディ化

https://www.epochtimes.jp/2021/05/72683.html

中国当局の政治宣伝に協力するCG画家「烏合麒麟」は7日、G7(主要7カ国)外相会合を、まるで120年前の八カ国連合軍だと揶揄し、パロディ化したCG写真を中国版ツイッター、微博(ウェイボー)に公開した。

5日に終了したG7外相会合が共同声明で、中国の覇権主義的行動や人権弾圧などに懸念を表明したことが背景にあるとみられる。

「烏合麒麟」はウェイボーのプロフィールで、「戦狼画家」「宮廷画家」「義和団小将」などと自己紹介する。これまで、中国共産党プロパガンダ宣伝に合わせて、欧米諸国の政府やメディアを攻撃する作品をウェイボーに投稿してきた。

同氏は今回、主要7カ国の外相とゲストに招かれた韓国の外相8人の集合写真を、軍服を着用した西洋人8人の白黒写真に変えた。会合開催地を示す「英国2021(United Kingdom 2021)」の文字が写真から消え、代わりに「侵略者帝国1900(Invaders United kingdom 1900)」の文言が書かれた。「烏合麒麟」はこの投稿に「前回、奴らが中国のことで集まったのは1900年の時だった。120年も過ぎたのに、奴らはまだ夢を見ている」とのコメントを付けた。

パロディ化されたCG写真の左側に、点滴を受けているインド人の様子も描かれた。

中国政府系メディア「中国網」や「北京日報」などが、この投稿を取り上げた。官製メディアは、点滴を受けているインド人について「今、インドで新型コロナウイルスの感染状況はコントロールできないほど深刻化したことを示唆した」との認識を示した。

G7外相会合の共同声明は、「中国」というカテゴリーを設け、中国を強くけん制する内容となった。中国当局による新疆ウイグル自治区の人権抑圧、香港の民主派に対する弾圧などを批判し、台湾問題を初めて明記した。

共同声明を受けて、中国外務省の汪文斌報道官は6日、「中国の主権に対する乱暴な干渉であり、強く非難する」と反発した。国営新華社通信も、G7外相会合は「偽善者」の集まりだと糾弾した。

「烏合麒麟」が昨年11月、オーストラリア兵が血の付いた刃物を子どもに突きつけている合成写真を作成し、公開した。のちに中国外務省の趙立堅副報道局長が写真をツイッターに投稿し、物議を醸した。モリソン豪首相はこの投稿について「不快極まりない」と非難し、中国に謝罪を要求した。

(翻訳編集・張哲)



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【感想】

中国の戦狼外交・戦狼報道は世界中からの反感を買うだけでメリットは小さい。多少は民衆のガス抜きにはなっても、品のない言動に対して国を憂う思いが生ずる。では、なぜ中国にとってデメリットの方が大きい戦狼外交をするかというと、その方が外交官・報道官・CG画家にとって、独裁者習近平からの受けが良いからに他ならない。孫子の兵法ですら、戦わずに勝つ・騙して勝つ、を良しとしているが、世界中を煽って敵を増やす戦略を良しとする兵法は、どこにもない。中国は、香港や台湾など踏み潰そうと狙いをつけた所に、まず親中派を増やして根付かせる。そして、そこの親中派からの要請を受けた形にして、武装警察なり人民解放軍なりを派遣して制圧して属国にしてしまう。日本も親中派が強いので正念場となっている。




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