米韓首脳が初会談 北非核化へ「現実的措置」で一致

米韓首脳が初会談 北非核化へ「現実的措置」で一致

https://www.sankei.com/smp/world/news/210522/wor2105220010-s1.html

 【ワシントン=黒瀬悦成、塩原永久】バイデン米大統領は21日、ホワイトハウスで韓国の文在寅ムン・ジェイン)大統領と初めて直接会談した。バイデン氏は北朝鮮情勢に関し、米韓首脳が「朝鮮半島の完全非核化」の実現に向け、「北朝鮮と外交を通じて緊張緩和のための現実的な措置を取る考えで一致した」と述べた。両首脳は、台湾海峡の平和と安定の維持に向けて緊密に連携していくことも確認した。

 バイデン氏が就任後に外国首脳と直接会談したのは、4月に訪米した菅義偉首相に続いて2人目。

バイデン氏は「米韓同盟は地域の平和と安全、繁栄の基軸だ」と強調。また、米韓首脳が北朝鮮情勢を「深く懸念している」と指摘し、米政権が先に見直しを完了した北朝鮮政策を進めていくに当たり、「韓国と緊密に協議していく」と表明した。

 その上で、朝鮮半島問題に長く携わってきたソン・キム国務次官補代行(東アジア・太平洋担当)を米政権の北朝鮮担当特使に新たに任命したと発表した。

 北朝鮮金正恩キム・ジョンウン)総書記との直接会談の可能性については「北朝鮮からの(非核化を)議論するとの確約が先決だ」と指摘し、前提なしの会談には応じない立場を示した。

バイデン氏はまた、世界や地域における懸念への対処で「日米韓を含む多国間協力の強化」が重要だとの認識を示した。

 文氏は「朝鮮半島の非核化と恒久平和が米韓にとって最も喫緊の課題だ」と指指摘。その上で、2018年6月の米朝首脳会談で署名されたシンガポール共同声明など、南北と米朝による過去の合意や誓約を踏まえた対話が「朝鮮半島の平和実現に必須であると再確認した」とし、「北朝鮮からの前向きの反応を期待する」と語った。

 会談では新型コロナウイルス対策をめぐり、米国が韓国軍将兵約55万人を対象にワクチンを提供することで合意した。米韓は、ワクチン普及に向けた「包括的パートナーシップ」にも合意。文氏は両国の協力を通じ、アジア太平洋地域でのワクチン普及を後押しする意向を明らかにした。



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【感想】

菅首相はナンバー2のカマラ・ハリス副大統領に出迎えられ、実質的な会談をした。バイデンは菅首相と会談した翌日にゴルフをしたが、ゴルフが趣味の菅首相には声が掛からなかった。日本側が晩餐会を要求したが、ハンバーガーのランチとなった。文在寅は、更に格下のナンバー3のナンシー・ペロシ下院議長と会談した。これだけ見ても、バイデン政権が日韓を見下していることが分かる。欧米各国は、バイデンもハリスも正当なリーダーとは、みなしておらず、首脳会談をセッティングすら行わない。バイデン政権と文在寅政権で、有効な北朝鮮政策が打ち出せるのか、はなはだ疑問である。




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