将棋と野球の四方山話

将棋と野球の四方山話


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https://www.tokyo-np.co.jp/amp/article/116762

海の向こうでは、大谷翔平選手がホームランダービーで輝きを放ち、夢を送り続けている。現在、ミクロやマクロで極めて深刻な時であり、こうした活躍を目にすると、心のオアシスに立ち寄った気分になる。視線を国内に向けると、将棋の藤井聡太二冠が胸のすくような大活躍である。今回の王位戦を将棋界の時代の変わり目となるタイトル戦と見ている。先日の棋聖戦では渡辺明名人をストレートで撃破した。渡辺にとりタイトル戦でのストレート負けは自身初であった。そして迎えた王位戦の相手は過去の対戦成績で分が悪い豊島将之竜王である。第1局は序盤中盤終盤スキがない指し回しで「豊島、強いよね」を印象付けた。一昔前は解説者の力量で面白味が左右されたが、最近はAIソフトを利用することで多くの興味深い解説動画が出ている。自分は、将棋BARチャンネル、【観る将】将棋チャンネル、をよく観ている。そして昨日は天王山の第2局があった。中盤まで豊島有利で手数が進み、特に悪手とは映らなかったが、AI評価値によれば81手目▲6九銀で逆転した。90手目△7七桂は背後に23手詰めを含む詰めろとなっていたが、それを知ってか知らずか豊島は91手目▲6三銀の1手詰めの詰めろを打つと、藤井は名刀の切れ味鋭く、92手目以降で23手詰めの即詰みに討ち取った。豊島は102手目で無念の投了となった。この先、豊島・藤井は王位戦で最大5局、叡王戦で最大7局、仮に藤井が竜王戦で挑戦者となれば更に最大7局、の長期ロードとなるが、そこで勝ち越せば、藤井聡太時代到来の分水嶺王位戦第2局だったみなすことになると思う。深刻な日々の連続の中で、将棋解説動画を見ることが、ひとつの息抜きとなっている。




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