平和スタジオで...ライフル構えるタリバン戦闘員、テレビ番組司会者の背後に立つ
平和スタジオで...ライフル構えるタリバン戦闘員、テレビ番組司会者の背後に立つ
https://www.epochtimes.jp/2021/09/78267.html
アフガニスタンの民間テレビ放送局の番組では、司会者がライフルを構える武装したタリバン戦闘員に囲まれて、「政府崩壊を恐れるな」と語りかける様子が放送された。タリバンは、番組司会者に組織を賞賛する声明を読み上げるよう強いたとみられる。
8月29日、この映像は、アフガンTVの政治討論番組「ピーススタジオ(Peace Stadio)」の一場面と見られている。ジャーナリストのアリ・ノーラニ(Ali Noorani)によれば、タリバン司令官は戦闘員7人を引き連れてスタジオに並べ、番組インタビューに応じたという。
イランのジャーナリストで人権活動家のマシフ・アリネジャド氏は、明らかに硬直している司会者の姿から 「タリバンは何百万人もが抱く恐怖の代名詞であり、その証拠だ」とツイートした。
多くの人が司会者の身を案じている。30日以降も平和スタジオの番組に出演していることから、無事である様子だ。
8月初め、タリバン報道官は、国境なき記者団に対する声明で、タリバンは「報道に対するいかなる脅迫や報復もしない」と述べた。しかし、ドイツ国営ドイチェ・ベレは、タリバン戦闘員が一軒一軒を尋ね報道関係者を探しており、実際に記者の家族が殺害されたと報じた。
国境なき記者団の報告によれば、タリバンがアフガニスタンを支配した期間中(1996年〜2001年)、アフガニスタンでは、プロパガンダや宗教番組を放送していた「シャリーアの声(Voice of Sharia)」を除き、すべての報道媒体の活動は禁止された。
国境なき記者団は、今回のカブール制圧後の混乱から「タリバンは言葉を選んでいるようだが、信頼性に欠く」と指摘している。
【感想】
とうとうバイデン政権がタリバンと約束した撤退期限8月31日を越えてしまった。テレビ局も完全にタリバンの手に落ちた。現時点でアフガニスタンに取り残されている日本人・アメリカ人・その他は全て、実質的に人質となってしまった。その者たちが拷問に掛けられ、偽自白を強要され、処刑されることになれば、バイデン政権に非難が集中し、アメリカは同盟国からの信用を喪失し、大国の威信は地に堕ちる。そうならないように中国と裏取引をすれば、危機を先送りするだけで、何の解決ももたらさず、中国に弱味を握られて、更なる悲劇の火種を残すことになる。
by ロード
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