岸田首相、中国習近平主席と電話会談 国賓訪日「何も決まっていない」

岸田首相、中国習近平主席と電話会談 国賓訪日「何も決まっていない」

https://www.epochtimes.jp/2021/10/80236.html

岸田首相は9日、中国の習近平国家主席とインドのナランデラ・モディ首相と8日にそれぞれ電話会談を行ったと発表した。首相は、習近平氏とは尖閣諸島をめぐる問題や、香港と新疆ウイグルなどの問題を提起したことを明らかにした。また、インドのモディ首相からはインド訪問の打診があったという。

首相によると、中国が公式に加盟申請している環太平洋パートナーシップ協定(CPTTP)については、話題に上がらなかったという。また、習近平氏の国賓来日についても電話会談の中ではテーマにあがらなかった。そのうえで、首相は中国主席の国賓来日について「何も決まっていないと承知をしている」と付け加えた。

日中両首脳は、北朝鮮を含め共通の課題について協力していくことで一致したという。首相は、建設的かつ安定的な日中関係を共に構築していかなければならないと伝えたという。

首相は同日にインドのモディ首相と電話会談を行った。日印関係の一層の発展と、日米豪印の戦略対話「クアッド」を活用しつつ、自由で開かれたインド太平洋の具体化を共に進めていくことを確認した。

モディ首相は、岸田首相との会談について「日印の特別戦略、グローバルパートナーシップをさらに強化し、インド太平洋地域での協力を強化するために、岸田文雄氏と協力していくことを楽しみにしている」とツイートした。

インドの首相官邸によると、両首脳は、ハイテクや未来的な分野を含む様々な分野で協力をさらに強化する可能性があることで合意した。また、モディ首相は日本企業に対し、投資の拡大を通じてインドの経済改革の恩恵が受けられると招致を呼びかけたという。

モディ首相は、岸田首相が二国間の首脳会談のために、できるだけ早い時期にインドを訪問するよう招待したという。

岸田首相は米豪印のクアッド相手国との電話会談をはじめ、中国およびロシアとの会談を実現したことを強調。衆議院議員選挙を見越して「私自身世界を飛び回って対面外交を積極的に展開していきたいと思っている」と外遊を通じて各国と関係を構築することに意欲を示した。



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【感想】

もし河野首相となっていたら、または二階幹事長が続投となっていたら、習近平との電話会談の内容は全く異なっていたと思うと背筋が寒くなる。この記事を読んで、習近平国賓来日が未だに消滅していないことを思い起こした。この件に関しては特に否定せずとも「何も決まっていないと承知をしている」と半永久的に言い続ければよい。それが外交だ。環太平洋パートナーシップ協定(CPTTP)への加盟申請については、加盟要件も満たせぬ国が厚かましい。日本がTPPを主導している矜持があるなら、たとえ他の全ての加盟国が賛成しても、最後には日本が拒否権を行使する覚悟が必要である。万一、中国を加盟させてしまうと、TPP全体が中国に乗っ取られてしまう。TPPで苦労された甘利氏が幹事長だから大丈夫だとは思っている。




by ロード



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