令和四年 新年のごあいさつ

令和四年 新年のごあいさつ

https://www.epochtimes.jp/2022/01/84104.html

明けましておめでとうございます。旧年中は格別のご厚情を賜り厚く御礼申し上げます。
除夜の鐘とともに丑年が過ぎ去り、世界は再び初日の出を迎えることとなりました。
昨年、日本国内では東京五輪の開催や第百代総理大臣の誕生など歴史的な出来事がいくつも見られました。コロナ禍を経てサプライチェーンの見直しや人権デューデリジェンスが官民一体で行われ、経済安全保障の概念も広く共有されることとなりました。諸外国の動きに呼応して「日本版マグニツキー法」の導入を目指す気運が高まっただけでなく、中国共産党による人権侵害が広く認知されるようになりました。多くの国会議員が態度を表明し、地方議会では中国の人権状況を非難する意見書が可決されました。
中国共産党による浸透工作も白日の下に曝されました。フランス国防省傘下の研究機関が発表した報告書により、共産党の「統一戦線」工作や世論戦、心理戦など、硝煙のない戦いが日々繰り広げられていることが明らかになりました。日本国内では勇敢な議員が中国共産党からの圧力を跳ね返し、人権問題をテーマにする作家は命の危険を感じながらも活動を継続しました。

旧ソ連崩壊から30年。いまや共産主義政権を維持したまま広範な影響力を持つのは中国共産党だけです。その邪性を持って人類の平和を脅かす存在となっています。信仰を持つ者を弾圧し臓器を摘出して、腐敗した政治体制と堕落した社会制度の「輸出」を試み、軍事的脅威の矛先を周辺地域に向けています。香港での弾圧の様子はメディアによって発信され、全世界の人々の知るところとなりました。
安倍晋三元首相は師走に行った講演のなかで、共産主義専制政治との対決の前線は欧州からインド太平洋に移ってきたとの見方を示しました。台湾海峡では不安定感が増すなか、欧米諸国と足並みをそろえ、中国共産党を封じ込めることが急務となっています。「台湾有事は日本有事」の言葉の通り、対岸の火事が差し迫った危機となりつつあります。
昨年を通して、世界では善と悪が克明な対比をなしました。米国をはじめとする国々は自由や法の支配の旗印を高く掲げ、世界で行われている不正や非人道的行為に非難の声を上げました。いっぽう、中国共産党を代表とする権威主義も蔓延り、タリバンのようなテロ組織と手を組むことすら厭わず、目的のためなら手段を選びません。
民主主義国家では、国民一人ひとりに政治参加や投票の権利が賦与されています。これは同時に、一人ひとりに自らの未来を選択する責任があることをも意味しています。歴史は今、分岐点に差し掛かっています。
本年は世界情勢を左右しうる要素がいくつもあります。秋に予定されている中国共産党の第20回党大会では、最高権力の行方が注目されます。さらに米国の中間選挙も控えており、米政権の後半に影響を与えます。
中国では多くの未解決の問題を残しつつ、新しい一年に突入しました。12月下旬から感染が急拡大した西安では事実上の都市封鎖が行われました。大手不動産企業の財務問題も頭痛の種として残り続けています。
いっぽう、希望の光も差し込んでおります。中国共産党からの離脱を宣言した中国人の数は3億8900万人を超え、大きな潮流を形作っています。大紀元の社論「悪魔がこの世界を統治している」では、共産主義の見えない浸透を描き出し、その危険性について警鐘を鳴らしました。
激動の時代において、真実の情報はその重要さが際立ちます。大紀元はこれからも「真実と伝統」の理念を高く掲げ、荒海の灯台として正しい道筋を照らし出す所存でございます。
本年が皆様にとって幸多からんことをお祈り申し上げます。



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【感想】

あけましておめでとうございます。本年はことのほか厳しい1年となりそうです。残念ですが、大紀元の社論「悪魔がこの世界を統治している」は現実です。二代王様を中心に、1年間、精一杯頑張って闘い、歩み切りましょう。




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