カナダ下院、臓器売買対策法案を審議

カナダ下院、臓器売買対策法案を審議

https://mb.epochtimes.jp/2022/05/106014.html

カナダ下院は13日、違法な臓器取引に対処する法案を第二読会で審議した。下院議員は法案に同意していると述べ、自由党は次の段階に進めるために来週投票するよう求めている。
法案を提出した保守党のガーネット・ジェネス議員は「私の祖父は、『ユリに金メッキをしない』とよく言っていた。つまり、美しいのであれば着飾る必要はない、ということだ。法案はすでに全会一致しており、最終的に法律になることを楽しみにしている」と述べた。
臓器売買対策法案(S-223)は、カナダ国民が外国に渡航し、ドナーの同意が得られないまま摘出された臓器で移植手術を受けることを刑事犯罪として処罰する。また、外国人が臓器売買に関連する活動に従事した場合、カナダへの入国を禁じる内容が盛り込まれている。法案は昨年上院で可決され、12月16日に下院で第一読会が行われていた。
カナダではこれまで同様の法案が提出されてきたものの採決には至っていない。先月死去したカナダ政府元閣僚で人権活動家のデービッド・キルガー氏にジェネス氏は敬意を表し、法案が全会一致で同意を得ているという点で「(天国で)心から喜んでいると思う」と述べた。
キルガー氏は中国共産党による臓器強制摘出問題に初めて光を当てた一人。人権弁護士デービッド・マタス氏と共に中国共産党による法輪功学習者からの強制臓器摘出を調査し、報告書『血まみれの臓器摘出』(後に同名の書籍も出版)を発表した。
法案は委員会審査に付された後、第三読会のために下院に戻される。国会議員から修正案が出た場合は、法案が成立する前に上院議員による審議が必要となる。









【感想】

法輪功学習者やウイグル人からの臓器強奪は、人類歴史上で稀に見る身の毛もよだつ国家的凶悪犯罪である。西側の中では比較的リベラルなカナダにおいて対策法案の審議が始まったことは蟻の一穴と思える良き知らせである。ウイグルでの人権侵害を世界中の人々が知り、ウイグル産の綿をボイコットすればウイグルでの人権弾圧の緩和が期待できるように、世界中の国がカナダのように、ドナーの同意が得られないまま摘出された臓器で移植手術を受けることを刑事犯罪として処罰するようになれば、臓器強奪は減少することが期待できそうだ。




by ロード



クリックして応援してね。
にほんブログ村 哲学・思想ブログ サンクチュアリ教会へ
にほんブログ村