プーチン氏、ウクライナ「中枢」への攻撃示唆 EU加盟「反対せず」

https://www.sankei.com/article/20220618-AAJGN4EIWNK53JGBMSPYPUTDNI/

ウクライナに侵攻したロシアのプーチン大統領は17日、露主催の「サンクトペテルブルク国際経済フォーラム」の全体会合に出席した。プーチン氏は司会者との質疑応答で、ウクライナが「一線」を超えた場合、同国の「意思決定中枢」を攻撃する可能性もあると述べた。同国のゼレンスキー大統領らの殺害を示唆し、米欧側にウクライナへの兵器供与を停止するよう警告する思惑だとみられる。
プーチン氏は「一線」の内容について「自分だけにとどめておく」とし、明言は避けた。ただ、プーチン氏は5日に国営テレビが放映したインタビューで、米欧側が供与を決定した長距離兵器がウクライナに配備された場合、「これまで攻撃対象としなかった対象も攻撃する」と警告しており、重火器の配備を念頭に置いている可能性がある。

プーチン氏はまた、欧州連合(EU)の執行機関、欧州委員会が17日、ウクライナを「EU加盟候補国」と認定するよう勧告したことを受け、「EUは軍事組織ではなく、ロシアは反対しない」と述べた。ただ、ウクライナはEUに加盟しても、EUの「半植民地」になる-と主張した。
プーチン氏は戦況についても言及。露軍が掌握を狙う東部ドンバス地域(ルガンスク、ドネツク両州)のうち、制圧が遅れているドネツク州について「ウクライナ軍が要塞化しており、突入は合理的ではない」とし、「迂回(うかい)して背後を突く作戦を展開しており、時間がかかる」と述べた。「ロシアは核兵器で誰も脅していないが、主権を守るためにロシアが何を持ち、何を使用するかを誰もが知るべきだ」とも述べ、核使用の可能性を否定しなかった。

侵攻について、プーチン氏は「ロシアの安全保障のためにやむを得なかった」と改めて正当化。「ロシアの安全を保証するのは陸海軍だけだ」と述べたほか、ウクライナ領土の大半は旧ソ連指導部に与えられたものだ-とし、侵攻はロシア領の〝回復〟だとする認識も示唆した。さらに「ロシアとウクライナの関係は遅かれ早かれ正常化するだろう」と一方的に主張した。








【感想】

プーチンとしては、ウクライナEU加盟を認めて、NATO加盟をバーターで阻止し、ウクライナへの米国製ミサイルの配備を妨害したい思惑がある。ロシアのような核大国が核の脅しを使うようになっては、世界のどこにも安全な場所はなくなる。核攻撃を抑止させるためにも、核武装は必要である。




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