日本発展の秘訣をロシアに伝授せよ

2/2【馬渕睦夫グローバリズムの罠 国難の正体 後半



開始後32分〜49分

【内容】

現代の思想戦は、グローバリズムナショナリズムの戦いとなっている。

グローバリズムに抵抗しているのは日本だけでなくロシアもそうだ。ロシアの中でも特にプーチン大統領がそうだ。

そこで、ロシアとの関係強化を最後に上げておく。2013年に安倍首相が訪ロして東アジアの勢力図が変わった。それ以前は、日本とロシアの関係は弱く、アメリカは後ろにいて、中韓と日本が対立していた。ところが、安倍首相とプーチン大統領が意気投合した。ロシアの目指す姿とは、全人類的価値(グローバリズム)とロシアの伝統的価値(スラブ主義)の両立を図る。ロシアは、ロシア型の近代産業国家を目指している。

日本の近代化は、欧米流の近代化と日本の伝統文化を守ることを両立させたが、他国から見ると凄いことである。その秘訣は土着化するチカラ、つまり外来文化を自国流に作り変える能力である。

プーチンはその秘訣を日本に学びたいと明言した。これに応えられれば、北方領土を返してくれる。なぜなら、北方領土は安全保障上、役に立たない。

もし、日露平和条約が結ばれると、ヤルタ体制は完全に終わる。そして、中国と韓国は孤立する。具体的に対ロ関係を進めるには、ウォルストリートと連携する必要がある。

日本の国民性とロシアの国民性は似ている。だから、グローバリズムに抵抗しようとする。

この点は、ソ連のイメージがあるので意外に感ずる。シベリア抑留、満州での暴行などの犯罪が許される訳ではないが、これはソ連がやったことであり、今後、ロシアと検証する必要はある。

ともかく、日本とロシアは、国民性も国土感も宗教感も集団主義も似ている。

安倍首相の主導する自由と繁栄の弧は、ロシアの利益とも合致する。



【感想】

日本発展の秘訣をロシアに伝授できれば、北方領土も返還され、冷戦構造を形作ったヤルタ体制も終了し、安倍首相が唱える戦後レジュームの脱却となり、天一国合衆国創建に向けて大きく踏み出すことになると思います。

4年前の講話だが、現在の北朝鮮・シリア・IS・ウクライナなどを見る上で、大変参考になる。とにかく、ソ連を見ていたイメージから早く脱皮しなければならない。

簡単に言えば、敵は、アメリカのネオコン・中国・北朝鮮であり、味方は、アメリカのトランプ・ロシアとなる。


by ロード


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