馬渕先生による日米近代史③(ルーズベルト大統領時代)

【最終回】馬渕睦夫『和の国の明日を造る』第90回 「テーマ:日米近代史③ 【ルーズベルト大統領のアメリカ】-アメリカはなぜ日本に戦争を仕掛けたのか-」





【内容】

開始後11分〜42分


我々は歴史教科書で全く逆を教えられているが、実際はアメリカが日本に戦争を仕掛けた。資料を丹念に調べるとルーズベルトが日本に第一撃を撃たせるために執拗で巧妙に策略を仕組んだ。正しく歴史を認識することは、これからの日本の安全保障を考える上でも有効になり、日本人が自分の国を誇りに思いプライド高く生きることができるようになる。2年前にトランプ大統領が登場し、イギリスでブレグジットとなったことが、世界の歴史の分水嶺となった。ルーズベルト政権も側近は社会主義者だった。ところで、基本的な疑問「なぜ資本主義陣営のリーダーアメリカが、資本主義を敵視する共産主義国ソ連と手を組んだのか」に答えた歴史家はいない。馬渕先生の見解は、第二次世界大戦は世界を共産化するための戦争であり、手始めに東欧諸国と中国を共産化するためにスターリンルーズベルトが手を組んでヒトラーを叩いた。1937年にルーズベルトはシカゴ演説で日本を伝染病国家として隔離すると言い、日本が和平を探っている時に、戦争すると決めていた。中国を共産化するために日本を叩かなければならず、そのために日本と蒋介石を戦わせて毛沢東を温存した。日本はその意図を見抜けなかった。1928年のパリ不戦条約に日本が違反したと主張する知識人が多いが、それは間違いである。国際紛争を解決するための戦争は違法だとなっていたが、自衛戦争は除くと言う重大な留保条件があり、自衛戦争かどうかは当該国が判断するとなっていた。日本は不戦条約に違反したから侵略国家だと言う議論があれば、それは間違いだと主張すること。不戦条約によれば経済封鎖も宣戦布告になり侵略行為に当たる。東京裁判でアメリカ人のローガン弁護人も、1951年米上院軍事外交合同委員会でマッカーサーも、日本は自衛のために戦ったと弁護証言した。ルーズベルトのやったことを見てみると、アメリカは日本の電報を解読していたので、日本機動部隊真珠湾に向かっていたことはルーズベルトもマーシャル将軍も知っていたが、ハワイのキンメル提督にわざと知らせず、自国民を裏切って、不意打ち被害を演出した。この理由はルーズベルトがやましい挑発をしたが、まさか日本が戦争を仕掛けてくるとは思わなかったと見せかけるためのアリバイ作りだと思われる。繰り返しになるが、ルーズベルトスターリンが組んだのは世界を共産化するためだった。ヤルタ会談の筋書きを書いたのは、ハリーホプキンスとアルジャーヒスであり、その背後にユダヤ国際金融資本家がいた。






【感想】

ルーズベルトの策略にまんまと引っ掛かり祖国日本を滅亡へ導いた山本五十六は愚将であった。彼は「半年は暴れ回るが、その後は知らん」と語ったが、大将たる者そんな無責任なことを口にするものではない。その点、硫黄島の栗林中将は敗戦濃厚で絶望的な状況の中で、1日でも抵抗を長引かせることが祖国の為になると信じて、玉砕突撃を禁止し、水際防衛を放棄して地下に隠れて戦った。栗林中将は敵国アメリカからも高く評価された。ところで、馬渕先生によると蒋介石の評価は良くなかった。国共内戦毛沢東に敗れ、1949年に台湾に追いやられた。ただ、もし1946年までに金百文が失敗しなければ、蒋介石は全く違う評価をされたかもしれないと感じた。


番組最後の10秒間で「長い間ありがとうございました」と挨拶された場面では、馬渕先生の人柄が伝わり胸が締め付けられた。こちらこそありがとうございました。



by ロード



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