IS完全制圧及びシリアからの米軍撤退

IS完全制圧「来週にも」 米大統領

https://www.sankei.com/smp/world/news/190207/wor1902070010-s1.html

【ワシントン=住井亨介】トランプ米大統領は6日、ワシントンで開かれたイスラムスンニ派過激組織「イスラム国」(IS)の打倒を目指す有志連合の閣僚級外相会合に出席し、米軍や民兵組織などがシリアのIS支配地域を「おそらく来週」にも完全制圧できるとの見通しを明らかにした。

 トランプ氏は「来週のいつか、正式に発表されるだろう」と述べた。また、「彼らの支配地はなくなった。これは大きなことだ。われわれは残存兵の掃討を続けるが、彼らは非常に危険だ」とし、完全な掃討にはなお時間がかかることを示唆した。

IS掃討作戦に関しては、シャナハン米国防長官代行が先月29日の記者会見で、「2週間以内」にIS支配地域を完全制圧できるとの見通しを示し、「支配していた地域の99・5%超がシリア国民の手に戻った」と述べていた。

 外相会合は、昨年12月にトランプ氏がシリアからの米軍撤収を表明した後、初めての開催で、ポンペオ米国務長官は「シリアからの米軍撤退は(同地域での)米国の戦いの終わりを意味しない。本質的には戦術上の変更だ」と改めて米国の立場を強調し、各国に理解を求めた。









【感想】

凶悪なイスラム国(IS)は、アメリカのネオコンによって作られ温存されてきたと馬渕先生は言っていた。オバマ時代のIS掃討空爆はヤラセであり、攻撃のフリをしていた。アサド政権を支援するロシアがIS空爆を開始すると直ぐに弱体化した。そして、完全制圧まで漕ぎ着けた。トランプ大統領が出現するまでのアメリカは軍産複合体の影響力が強く、紛争を起こしては、武器を売り、世界の警察として振る舞おうとして泥沼に嵌っていった。トランプ政権では、その地域の問題は、その地域で解決してくれという基本スタンスなので、シリアから米軍撤退となる。場合によっては、在韓米軍も似たような状況になり得る。ところが、在日米軍の位置付けは全く異なる。沖縄米軍は、中国の海洋進出に対する砦や半島有事に対する備えのみならず、中東紛争時の弾薬・兵站の備蓄倉庫でもある。また、横須賀・佐世保がなければ、米海軍は機能不全に陥る。強固な日米同盟があるとは言え、現に日本を射程圏内に収める数百発の核ミサイルが実戦配備されていることを片時も忘れてはならない。





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