香港民主派紙リンゴ日報、26年の歴史に幕 最終版に長蛇の列

香港民主派紙リンゴ日報、26年の歴史に幕 最終版に長蛇の列

https://www.epochtimes.jp/2021/06/75082.html

[香港 24日 ロイター] - 香港の民主派系新聞、蘋果日報(リンゴ日報)は24日、最後の新聞を発行して26年の歴史に幕を閉じた。香港国家安全維持法(国安法)に基づいて当局に資産を凍結され、廃刊に追い込まれた。香港の中心街には早朝から最終版を買い求める市民の長い列ができた。

最終版は通常の10倍以上となる100万部を印刷した。

23日夜には、雨の中、多く人が同紙の本社前に集まり、スマートフォンのライトを振って支援を表明、記者らもバルコニーに出てそれに答えた。

最終版の1面トップには「香港人が雨の中でつらい別れ」という見出しと、本社前の支持者にスタッフが手を振る写真を掲載した。

早朝から新聞を買い求める列に並んだある女性は「記者たちが信念を持ち続け、頑張ってくれることを願っている」とコメントした。リンゴ日報が生き残れなければ、報道の自由はなくなるとの声も聞かれた。

同紙は23日夜、最後の新聞制作を進める編集フロアを報道陣に公開した。最終版が印刷所に送られると、編集者からは拍手が上がり、涙ぐむ人もいた。

リンゴ日報は12歳の時に中国本土から香港に渡った黎智英(ジミー・ライ)氏が1995年に創刊した。中国共産党に批判的な論調で知られるが、有名人のゴシップなど芸能記事も扱う。専門家は、同紙の廃刊は、香港におけるメディアの自由の一時代の終わりを告げていると指摘する。



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【感想】

時代の移り変わりに伴う風景の変化ではなく、中共独裁言論弾圧の象徴的な出来事となった。まだ香港は名残りの残る夕暮れなので、こうした事件も注目されるが、チベットウイグルは漆黒の闇の中なので、人権弾圧が表面化することは極めて稀である。しかし日本にとっても、決して対岸の火事ではない。20日の静岡県知事選では親中派川勝平太の完封を許してしまった。国会での対中非難決議案では二階派公明党が跳梁跋扈した。せっかく東京オリンピックで盛り上がろうとしている矢先に水を差された格好だ。日本の空気がどんより感じる。暴動やテロなど起きないか少し心配である。




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