芥川龍之介「杜子春」を初めて原文で読んで

杜子春

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実父が入院し、お見舞いに行って来た。見るからに衰弱してきた。先月も先々月も帰省したが、今回は、ことの外、喜んでくれた。長年、親不孝をかけ続け本当に申し訳ない。


ところで、小学校3年生の時の担任の先生が、よく授業中に童話や民話を朗読してくれた。その中の1つの話が強烈な印象で幼心に焼き付き、一度聞いただけなのに、今でもトラウマとなりあらすじまで覚えている。当時はまだ頭脳明晰だったようだ。後日、その話は芥川龍之介の短編「杜子春」であることを知った。


大人になり、宮崎駿監督作品「千と千尋の神隠し」を観た。そのワンシーンに杜子春を想い起すシーンがあり、ドキッとした。


それから、親子の情、地獄、信仰、をテーマにした芥川龍之介の別の短編に「おぎん」がある。


実は、今回初めて杜子春を原文で読んだ。我が半生で起こった様々な出来事が、走馬燈のように蘇った。


杜子春の最後に(大正九年六月)とあった。お父様が御聖誕された1920年である。





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