靖国問題を旧皇族で憲法学者の竹田恒泰氏が語る
全31分間
【内容】
・靖国神社は宗教施設なので、一般の人が右翼から受ける靖国のイメージは、英霊の方たちからすれば迷惑である。
・靖国問題を考える時、東京裁判が土台となるが、これは罪刑法定主義という法学の基本を無視する勝者による敗者をいたぶった裁判であり、敗者の戦争犯罪のみを裁き、勝者の戦争犯罪は不問とした。
・A級戦犯とは、極悪に属す犯罪人のランクのことではなく、カテゴリーの区別であり言うなれば種別のことである。A級とは、戦争を始めた罪、平和に対する罪であり、はっきり言えば、東条英機を処刑して米国民の気を静めるために無理やり作った罪の種別である。
・「いわゆるA級戦犯」と言う理由は、刑の執行が終われば元戦犯となる。処刑されたら犯罪者ではなく、前科者となる。
・A級戦犯の処刑日は、WGIP(War Guilt Information Program)により当時の皇太子殿下(現在の今上天皇)の誕生日に行われた。
・富田メモに不快感と言う文言はない。昭和天皇は日独伊三国同盟に反対していた。昭和天皇は東条英機を生涯に渡り信認していた。
(参考URL 櫻井よしこ氏)
http://yoshiko-sakurai.jp/2006/08/03/508
この中に以下の記載がありました。
「東条、或いは広田弘毅外相のように天皇の身代わりになって処刑台に立った人々が靖国神社に祀られることに関して昭和天皇が抵抗感をお持ちなわけがありません。もし、お持ちなら、それは人の道に反します。東条も広田も平沼騏一郎も皆、開戦に反対でした。富田メモから“A級戦犯”全てについて天皇が不快に思っていたと結論づけるのは、したがって不完全な解釈だと思います」と語る。
【感想】
・動画と記事により、東条英機氏の印象が変わりました。
・富田メモは、合祀の後で昭和天皇の靖国参拝がなかった。と言う事実の記述だけで、嫌だ不快だといった感情の記述はない。スクープに載った不快感は、勝手な忖度であり、政治利用である。
・右翼が靖国神社を語る姿を一般の人がどう受け取るかのくだりを聞きながら、サンクチュアリにおける王冠と銃の写真を外部の人はどう思うかに重ねながら聞き、慎重に取り組まなければならないと感じた。
by ロード
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