国際社会は中国包囲網を狭めている

中国、南シナ海で英国をけん制 「一方の肩持つな」

http://www.sankei.com/smp/world/news/180925/wor1809250028-s1.html

中国の王毅国務委員兼外相は24日、米ニューヨークでハント英外相と会談、中国が領有権を主張する南シナ海の諸島付近で英国が軍艦を航行させたことを念頭に「南シナ海問題でどちらか一方の肩を持たない」よう求めた。米国と共に「航行の自由」作戦を展開しないようけん制した。中国外務省が発表した。

王氏は「中国の国家主権と領土」の尊重を要求。ハント氏は、中国側と対話を通じて隔たりを解消する意向を示したという。(共同)





【感想】

中国は、南シナ海南部のスプラトリー諸島に人工島を造成して軍事基地を建設し、力による現状変更を推し進めている。アメリカは中国の膨張政策に危機感を持ち、「航行の自由」作戦で対抗している。日本・フィリピン・ベトナム・イギリスなど多数の国がアメリカの行動を支持している。中国は、一帯一路やAIIB(アジアインフラ投資銀行)で本性がバレ、孤立している。日本は南シナ海に潜水艦「くろしお」を極秘派遣したと公表し、存在感を示している。イギリスはエリザベス女王の「中国は失礼ね」発言から潮目が変わった。かつての宗主国の動向は、「自由で開かれたインド太平洋戦略」における重要国家であるオーストリアやインドにも影響を与えた。なお「赤い舌」と呼ばれる九段線の海域に対する中国の主張に2016年、ハーグの常設仲裁裁判所は「法的根拠がなく、国際法に違反する」と判断を下した。中国包囲網は確実に狭められている。




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