トランプ大統領、イギリスに踏み絵を迫る

トランプ氏、機密情報の共有制限を伝達か 英紙報道 華為問題でメイ英首相に

https://www.sankei.com/smp/world/news/190531/wor1905310005-s1.html

【ワシントン=塩原永久】英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)は30日、トランプ米大統領がメイ英首相に対し、中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)を英国の第5世代(5G)通信網から排除しない場合、機密情報の共有を制限すると警告する検討をしていると報じた。英政府に中国製の締め出しを迫るため、トランプ氏が来週の訪英時、メイ氏と会談した際に直接伝える可能性があるとしている。

 同紙は、トランプ氏が英国側に「5Gでの中国製の使用は、米英の情報共有に深刻な問題となる」との米政府の認識を、改めて伝達する方向だと指摘。メイ氏に「脅し」をかけ、中国製排除に同調するよう求める構えだとしている。

トランプ米政権は、中国製機器を用いた5Gの通信ネットワークに情報漏洩(ろうえい)の恐れがあるとして、同盟国や友好国に使用しないよう要求。英政府が国内通信網から、中国製を完全に締め出す方針を固めていないことを問題視していた。

 特に英国は、米豪など5カ国で機密情報を共有する枠組み「ファイブアイズ」の一角であるだけに、米政府内では足並みの乱れが懸案となっていた。

 トランプ氏は23日、華為について「安全保障の観点からも軍事面からも極めて危険だ」と指摘していた。米政府は、華為に対して米国の企業が製品などを供給することを事実上禁じる措置を発動。米国内での使用も厳しく制限する大統領令も発していた。

 一方、トランプ氏は30日、辞任するメイ氏の後任に取り沙汰されるジョンソン前外相や、欧州議会選で躍進した離脱党党首のファラージ氏について「友人だ。2人ともとても良いやつだ」と述べた。







【感想】

アメリカの20世紀以降の戦争で、イギリスはいつもアメリカに味方した。つまり、多くの軍事情報を共有して共に戦った。強固な結束を誇る英連邦で形成するファイブアイズの旧宗主国イギリスに対してさえトランプ政権は、強硬に踏み絵を迫る決断をした。まず隗より始めよ、最も仲の良いイギリスに対して毅然と対することで、他の同盟国や友好国は推して知るべしとなる。アメリカ陣営につくと明言しなければ、アメリカ陣営から排除される。玉虫色は許されない。中国依存度の高い韓国などにとっては厳しい踏み絵となる。トヨタは認識が甘い、かつての東芝機械のようにならないことを願うばかりである。





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