トランプ大統領、日米安保に不満 からの考察

米大統領日米安保に不満 防衛義務は一方的

https://www.sankei.com/smp/politics/news/190627/plt1906270004-s1.html

トランプ米大統領は26日、FOXビジネステレビの電話インタビューで「日本が攻撃されたら米国は日本を守らなければならないが、米国が攻撃されたとき日本はわれわれを助ける必要がない」と述べ、日米安全保障条約に基づく防衛義務は一方的だとの強い不満を表明した。

 トランプ氏は電話インタビューで「日本が攻撃されたら米国は第3次世界大戦を戦うだろう。米国は、いかなる犠牲を払っても日本を守る。それなのに米国が攻撃されたとき、日本はその状況をソニーのテレビで見ていられる」と話した。

この後、トランプ氏は20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)に出席するため米国を出発した。出発前、記者団に「ロシアや中国など多くの国々(の首脳)と会う。多くの国はこれまで米国を利用してきたが、もはや全くない」と強調。各国首脳との会談を通じ、米国の国益を追求する考えを改めて表明した。

 1960年に改定された日米安保条約は、日本の施政権下における武力攻撃について日米が「共通の危険」に対処すると定める。一方、日本側は米軍への基地提供義務を負っており、いずれか一方が破棄の意思を示さない限り自動延長される。(共同)









【感想】

歴代大統領が決して言わなかったことを正直なトランプ大統領は発言した。戦後GHQの了承を得て9条を含む日本国憲法を発布し、片務的な日米安保条約で国家の骨組みは固まった。もしも、この状況を見直すとなれば、周辺に中国・北朝鮮・ロシアという核保有国に囲まれた日本は、自主憲法を制定し、核武装し、戦勝国イギリスとアメリカの米英関係と同等な日米関係とせざるを得ない。宗教・言語・人種などで共通点の多いイギリスと相違点の目立つ日本を、アメリカが同格と見なすことに簡単に了承するだろうか。道のりは遠いが、このレベルを達成した時こそ、日本が真の独立国となり、戦後レジュームからの脱却を果たしたことになると考える。トランプ大統領のインタビューに一喜一憂するのではなく、日本が脱皮し成長するための糧とするしたたかさが求められると思う。





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