河野防衛相、習近平国賓来日に向け改善促す

河野氏、習氏国賓来日へ「相応努力してもらわなければ」防衛相として10年ぶり訪中

https://www.sankei.com/smp/politics/news/191218/plt1912180024-s1.html

【北京=田中一世】河野太郎防衛相は18日午後(日本時間同)、日本の防衛相として10年ぶりに中国を訪問し、魏鳳和国務委員兼国防相と会談した。河野氏は、尖閣諸島沖縄県石垣市)周辺での中国公船の航行や航空機の飛行に「強い懸念を持っている」と述べ、軍事的挑発を続ける中国側に自制を求めた。

 また、来春の習近平国家主席国賓来日に向け「良好な(来日の)環境をつくっていく必要がある。中国側に相当努力をしてもらわなければいけないことがある」と伝え、懸念の解消に向けて前向きに取り組むよう促した。

 中国が南シナ海で人工島を建設し軍事拠点化を進めている問題にも言及し、非軍事化を図ることが重要だとの考えを伝えた。

 魏氏は「両国間の防衛分野における交流の絶えざる発展を推進したい」と強調。両氏は、来年中の魏氏の来日に向け調整を進める方針で一致した。北朝鮮の核開発を念頭に、朝鮮半島の非核化に向けた連携推進も確認した。

 河野氏は、中国共産党中央軍事委員会の許其亮副主席とも会談した。









【感想】

河野防衛相が訪中して、尖閣諸島周辺での中国の行動に「強い懸念を持っている」と伝え自制を求めた。また、南シナ海の人工島の軍事拠点化にも言及した。習近平国賓来日の良い環境を作るため「相当努力してもらわなければいけないことがある」と伝えた。暗に日本側が納得できる改善がなされなければ国賓待遇を見直すと滲ませた点では評価はできる。二の矢を誰がどの様な形で放つか注目される。政治家が強制臓器収奪疑惑に言及することは難しいかもしれないが、少なくとも、拘束されている邦人を解放し、尖閣の接続水域に侵入せず、香港の一国二制度問題やウイグル人権弾圧への懸念を伝えなければならない。これらの要求を無視するなら、最終的に安倍総理が「天皇陛下がお迎えする国賓待遇は時期尚早のため、私が習近平国家主席を中国首脳として歓待致します」と決断し伝達しなければならない。二階・菅・公明党・財界人ら親中派に負けない安倍首相の背中を押す国賓反対の国内世論を盛り上げられるかが判断基準になると思う。





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