岸防衛相、中国による台湾への「包囲」を警告=報道

岸防衛相、中国による台湾への「包囲」を警告=報道

https://www.epochtimes.jp/2021/08/76856.html

岸信夫防衛相はこのほど、国際社会に対して、「台湾の存続」について一層の注意を払うよう呼びかけた。同氏は、中国軍は台湾を囲み込もうとしていると警告した。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が2日、報じた。

岸防衛相はFT紙のインタビューで、台湾の将来が軍事衝突によって決められることを防ぐためには、幅広い国際的な圧力が不可欠だと述べた。同氏は、「台湾を包囲しようとする中国側の様々な動きがみられる」と語った。

FT紙は、日本政府が先月発表した防衛白書に注目した。白書は、初めて台湾問題は日本の安全保障に関わる重要な問題であると示したうえ、日本はより強い「危機感」を持って台湾海峡情勢を注視する必要があると強調した。

昨年以来、中国軍の軍用機は頻繁に、台湾西南部海域の上空の防空識別圏ADIZ)に進入し、また、台湾南部まで飛行し、東南部沿岸の領空にも侵犯した。同時に、ますます多くの中国海軍の艦船も、太平洋側である台湾東部海域付近に現れるようになったとFT紙は指摘した。


岸氏は、台湾海峡の平和は国際社会が要求する場合のみ保証されると強調した。

(翻訳編集・張哲)



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【感想】

防衛白書は、初めて台湾問題は日本の安全保障に関わる重要な問題であると示した。台湾有事は日本にとって重要影響事態を超えて存立危機事態と言える。仮に台湾と尖閣諸島が中国の手の中に落ちれば、沖縄の在日米軍人民解放軍のミサイルの脅威に直面して、十分に機能しなくなる。日本のシーレーンも危険海域を避けて迂回ルートをとり、石油コストに直ちに影響する。中国の潜水艦は東シナ海に隠れて核報復能力が向上する。周辺海域での制海権は中国が握る。米軍の防衛ラインはグアムまで下がり、場合によってはハワイまで後退することもあり得る。この時、台湾との繋がりの深い岸信夫防衛相であることは心強い。李登輝氏の一周忌もあり、安倍晋三氏の訪台のタイミングが注目される。東京オリンピック後で解散総選挙前になると思う。





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