自分で何もせず他人の保護に頼るという選択肢ない=蔡英文総統、アフガン情勢受けて

自分で何もせず他人の保護に頼るという選択肢ない=蔡英文総統、アフガン情勢受けて

https://www.epochtimes.jp/2021/08/77554.html

アフガニスタン情勢の悪化を受けて、中国の軍事的な圧力にさらされる台湾の姿勢が注目されている。台湾では、米国からの支援に対する期待感を引き下げるべきとの議論が起きている。こうしたなか、蔡英文総統は、台湾は自主防衛が重要だとの考えを強調した。


蔡総統は18日、フェイスブックで「最近のアフガニスタン情勢の変化により、台湾では多くの議論がなされている」と書いた。「台湾の唯一の選択肢は、私たち自身をより強くし、より団結し、より毅然とした態度で自分たちを守る決心を持つことだとお伝えしたい」、「自分で何もせず他人の保護に頼るという選択肢はない」として、台湾の自立性を強調した。

さらに、中国共産党政権に屈服することもないことを表明した。「台湾に対する武力行使を放棄しない人たちによる一時的な善意や慈善に頼ることはできない」と述べ、ワクチン寄付などを通じて親中派に傾けようとする中国共産党の世論工作をけん制した。

米国は、台湾にとって最も重要な非公式の同盟国であり、近年は「台湾同盟国際保護強化イニシアチブ法案(TAIPEI法)」や「台湾関係法」などの可決により、安全保障や経済関係の強化も進んでいる。いっぽう、カブールの米軍撤退により、米国の国際的な紛争への関与姿勢は、当該国の自主防衛に重点が置かれるとの見解を示している。

バイデン大統領は8月16日の声明で、アフガニスタンにおける米国の人的な犠牲と巨額投資を強調し、これ以上現地で戦いの継続しないことを改めて表明した。また、「アフガニスタンの政治指導者たちは、(悪化する国内情勢の立て直しを)あきらめて国外に逃亡した。 アフガン軍は崩壊し、戦おうともしなかった」と非難した。バイデン政権は5月1日に米軍撤退を表明しており、この考えに変わりはないという。

(以降、URL参照)



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【感想】

スーパーパワーを持つアメリカは、その気になれば、アフガニスタン問題を解決できたが、故意に戦争を引き延ばして軍産複合体に利益供与した。アフガニスタン自体も、国家の体をなさず、大きな部族社会のような存在であったため、政府も軍も機能せず、自立していなかった。米国の国際的な紛争への関与姿勢は、当該国の自主防衛に重点が置かれるとの見解示され、次のアフガニスタンになるのは台湾かと囁かれた。蔡英文総統は自主防衛を高らかに宣言したが、自主防衛の必要性は、日本にとっても決して他人事ではない。




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