北京冬季五輪のボイコット訴え...都内でデモ 岸田新政権の人権問題対応に注目
https://www.epochtimes.jp/2021/10/79850.html
中国共産党が1949年に政権を奪取してからすでに72年が過ぎた。人権弾圧を受けているウイグル人やチベット人などの団体が2日、東京・渋谷でデモを行い、2022年北京冬季五輪のボイコットを呼びかけた。先日の自民党総裁選で選出された岸田文雄総裁に対し、公約を実践し人権問題に取り組むことを期待する声も聞かれた。
台風一過で秋晴れの日差しが照りつけるなか、ウイグルやチベット、南モンゴルそして香港などの団体が渋谷の国連大学前に集まった。集会では、中国共産党は政権を掌握して以来、多くの人々を殺害し、ジェノサイドを行ってきたと非難した。各団体の代表者は、人権を尊重しない中国共産党は五輪憲章の主旨と相いれず、ボイコットすべきだと呼びかけた。
総裁選の期間中、人権問題担当の首相補佐官を設置すると明言した岸田文雄自民党総裁は、どれほど中国人権問題に対処していくのか。デモ参加者たちは注目している。
在日モンゴル人のオルホノド・ダイチン氏は、「岸田総裁は人権担当補佐官の設置を一日も早く実現して、アジアにおける人権や平和に寄与してほしい」と語った。
アジア自由民主連帯協議会の古川フミエ氏も、首相補佐官の新設について「力強く感じた」とし、今年の国会で見送られた対中人権非難決議の成立に取り組んでほしいと述べた。
国際戦略家の石井英俊氏は、対中非難決議と北京冬季五輪の外交ボイコットは岸田政権の「最初の試金石になる」との見方を示した。
(王文亮)
【感想】
岸田内閣は船出と共に衆院選の洗礼を受ける。そして外交的には対中非難決議と北京冬季五輪の外交ボイコットが岸田政権の「最初の試金石になる」との見方に同意する。二階の力を削いだとしても、対中非難決議すら出せないとしたら、親中媚中政権の汚名を着せられる。ボイコットは欧米諸国と歩調を合わせれば良い。公明党や経済界の話しを聞いて、G7の中で岸田政権だけが、日和って浮いてしまうと、短命政権になるだろう。岸田首相は、人の話しをよく聞くよい人柄だが、国難の時代には優柔不断となりかねない。
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