突然の外相解任…中国政治の「予測不可能、透明性欠如」あらわす=専門家

https://mb.epochtimes.jp/2023/07/164040.html

中国外相の秦剛氏は25日、全国人民代表大会全人代)常務委員会で解任され、前任者の王毅氏が再任することとなった。1年足らずのスピード解任はさまざまな憶測を呼んでいるが、理由は明らかにされていない。時事評論家は、公の場から姿を消した数週間後に突如発表された人事について、中国政治、特に外交現場の混乱を示していると指摘した。
57歳のキャリア外交官である秦剛氏は、長年にわたり習近平氏の信頼を得てきた。昨年12月に外相に任命される前は、駐米国大使や外交部副部長を歴任した。姿を消す直前まで、ロシアやベトナムの当局者と面会していた。








【感想】

中国の外相が突然解任された。不倫問題が原因とも報道されたが、中共幹部が不倫だけで失脚するとは思えない。姿が消えて数週間となり、真相は闇の中である。王毅が兼任するため弊害はないが、中共の透明性欠如を世界に晒すことになった。国家の上に共産党がある中国の政治システムでは、もともと外相はお飾りであり、共産党の外交担当が外交トップとなる。そして縦割り組織のため、他部門には無関心となる。そのため、公船の領海侵入を外務省に遺憾と伝えて中共政府にクレームを入れたつもりになっても、その情報は公船を管轄する部署には伝わっていない。




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