もがけばもがくほど状況を悪くする金正恩

トランプ氏、米朝会談中止の可能性に言及「十分ある」

米韓首脳会談

http://www.sankei.com/smp/world/news/180523/wor1805230003-s1.html

【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米大統領は22日、ホワイトハウスで韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と会談した。北朝鮮が6月12日に予定される米朝首脳会談の中止に言及したのを受け、トランプ氏は文氏からの「意見聴取」を通じて北朝鮮に完全非核化の意思が本当にあるのかを見定め、米朝会談を決行するかどうか判断したい考えだ。

トランプ氏は会談の冒頭、記者団に、北朝鮮金正恩キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長が「非核化に真剣だと思う」との認識を明らかにした上で、金氏が米国の求める条件に応じない場合は「会談は行われない」と指摘。会談中止に踏み切る可能性も「十分にある」とした。

 トランプ政権は、北朝鮮が16日、「米国による核放棄の強要」を理由に米朝首脳会談の中止を示唆したことに関し、「予想していた」(サンダース大統領報道官)と冷静に受け止めつつも、文氏が南北融和を促進させたい思惑から、北朝鮮の非核化の意思を誇張して米国に伝えたとの疑念を抱いているという。

 このため、トランプ氏は文氏に対し、「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」が実現しない限り、北朝鮮への制裁圧力は緩和しないとの立場を改めて打ち出す方針だ。加えて北朝鮮が求める、非核化に向けた措置に合わせて段階的に制裁を緩和する「行動対行動」に同調しないよう文氏に念を押したとみられる。

 ペンス副大統領も事態を受けて21日、FOXニュースの報道番組に出演し、「北朝鮮は守る気のない約束で米国から譲歩を引き出すようなまねはしない方がいい」と指摘。金氏がトランプ氏を翻弄できると考えているとしたら「大きな間違いだ」と警告した。

 ペンス氏はまた、外交的解決の道が閉ざされた場合、軍事的選択肢の行使の可能性を「一切排除していない」と語り、北朝鮮を強く牽制(けんせい)した。

 ただトランプ氏は、朝鮮半島での戦争を回避したい文氏から「対話解決」を懇願されるのは必至だ。トランプ氏もこの日、会談を一時延期し、北朝鮮と調整を重ねる可能性に言及した。







【感想】

事態が混迷すると、10人の解説者が10通りの解説をする。私の見立ては下記の通りです。金正恩習近平に泣き付くことで、制裁破りの支援を受ける言質を取り、アメリカを揺さぶりに出た。文在寅は自称仲介役だが、北朝鮮から門戸を閉ざされ、アメリカからの信頼も失墜し、哀れな役回りである。「段階的な非核化」や「行動対行動」などは米政府の眼中になく、制裁を破る国は、たとえ中国でも韓国でも、アメリカから締め付けられる。昨年まで、北朝鮮の背後に国際金融資本家が付いており、米国内にも息のかかった勢力が存在したので、北朝鮮は挑発ができた。しかし、今年に入り、グローバリストは北朝鮮から手を引いた。この状況で、金正恩がアメリカを挑発すれば、墓穴を掘ることになる。米政府は米国内の世論には関心があるが、最終的には国連や国際世論を気にしないで決断する。中国は貿易摩擦でZTEが倒産間近になり、ファーウェイも先細りとなっている。本音では、制裁破りをして、これ以上アメリカを刺激したくないと思っている。





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