天一国、天国、神の御国

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以前「天国」という漢字を部位に分解すると「二人の国」になりますと聞いて、新鮮な衝撃を受けました。

それまでは、善き行いをすれば天国に行き、悪しき行いをすれば地獄に行く、と個人レベルの救いで捉えていました。

それでは、神の国についてイエス様は、どのように語られたのでしょうか。

ルカ伝
17:20神の国はいつ来るのかと、パリサイ人が尋ねたので、イエスは答えて言われた、「神の国は、見られるかたちで来るものではない。 17:21また『見よ、ここにある』『あそこにある』などとも言えない。神の国は、実にあなたがたのただ中にあるのだ」。

ここで日本語では
「あなたがたのただ中にある」を
「あなたがたの心の中にある」
と多くの人が解釈すると思いますが、

原語に近い英語では
「the Kingdom of God is already among you.」
となっています。
神の国は、あなたがたの人間関係の中にある」
というニュアンスに近いと思われます。

つまり、イエス様の教えも、天国とは個人ごとに入って行くところではなく、一体化した夫婦を核とした家庭単位で入籍するところという概念に近い考えであったと感じます。

こう考えると、夫婦喧嘩をしたことのない家庭は、素晴らしい模範家庭だと思います。残念ながら私どもの家庭はしばしば夫婦喧嘩をしてきました。しかしながら2日間に渡る喧嘩はなく、必ずその日の内に仲直りするよう心掛けてきました。

他にもイエス様は神の国について、どのように語られたでしょうか。

マタイ伝
19:24あなたがたに言うが、富んでいる者が神の国にはいるよりは、らくだが針の穴を通る方が、もっとやさしい。

有名な聖句であるが、この前後19:23〜19:30も極めて深くて重いと感じます。

19:30多くの先の者はあとになり、あとの者は先になるであろう。

私は、この聖句を天国に入ることを目指す者の自戒のみ言と受け止めています。




by ロード




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