アングル:北朝鮮のペントハウス、エレベーター動かず水道出ず

アングル:北朝鮮ペントハウス、エレベーター動かず水道出ず

https://mb.epochtimes.jp/2022/04/104761.html

[ソウル 15日 ロイター] – マンションの最上階に造られる特別仕様の高級住戸「ペントハウス」は、多くの国では人々にとって手の届かぬ憧れの的だ。しかし北朝鮮ではそうでもない。
金正恩朝鮮労働党総書記は首都平壌に、外見は豪華な高層マンションを続々と建設しており、最近80階建ての物件が完成した。
脱北者など北朝鮮の人々によると、こうしたマンションはエレベーターが満足に動かず、電気や水道に不備があり、職人の技量にも懸念があるため、最上階近くに住みたいと思う人は少ないという。
2017年に韓国に亡命したジュン・シウさんは「北朝鮮では富裕層ではなくて貧困層ペントハウスに住んでいる。エレベーターが正常に稼働しないことが多く、水圧が低くて給水できないからだ」と話す。
自分はエレベーターのない13階建ての物件の3階に住んでいたが、40階建ての28階に住んでいた友人はエレベーターが動かず、使ったことがなかったという。
今週竣工した80階建て高層マンションについても、金氏が自慢しているだけだと考えている。「住民のことを思ったというより、北朝鮮の建設技術がどれだけ上がったかを示すのが目的だ」と冷ややかだ。
社会主義国家の北朝鮮は住居が割り当て制で、住宅やマンションの売買は厳密には違法。
しかし専門家によると、実際には物件の売買が普通に行われており、主に金正恩体制下で拡大した民間市場で利益を得た人たちが手を出している。金氏は、建築の質を高め、何万戸ものマンションを新築する方針を打ち出している。
北朝鮮経済は、新型コロナウイルス感染防止のための国境閉鎖や自然災害、核・ミサイル開発への制裁措置で打撃を受けており、米国によると、入手できる資源は限られ、国民の需要を満たすには程遠い状態にある。
一方、北朝鮮の国営メディアは13日、平壌で計画されている5万戸のマンションのうち、80階の高層マンションを含む最初の1万戸が完成したと報じた。
国営朝鮮中央通信は、建設に携わった労働者によって「品質が保証されて」おり、マンションのほか、教育や公衆衛生、福祉サービスに使われる予定の他の建物は、平壌が「人民ファースト」の都市となる上で一層貢献するだろうと伝えた。
国営メディアは14日、金氏が著名なテレビキャスターを含むエリート層のために別の住宅地で起工式を行う様子を報じたが、建物は低層で、どれも2、3階建てだった。









【感想】

まるでコントの世界である。エレベーターも水道もない28階での暮らしなんて、笑うしかない。そして、そんな国の極超音速ミサイルに怯えることも口惜しい。最底辺の生活は映画トゥルーノースの世界であろう。トランプ大統領金正恩に、核開発を諦めれば、北朝鮮の明るい未来を映像でプレゼンして説得した。もし金正恩が生きているなら、彼の英断に期待したいが、もし死亡あるいは執務不能となっていれば、大きな体制変更は望めないだろう。




by ロード



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