焦点:ブリンケン氏訪問でわかった米中の深い溝、探り合う本音
https://mb.epochtimes.jp/2023/06/158014.html
[ワシントン/北京 20日 ロイター] – ブリンケン米国務長官が米国の外交トップとして5年ぶりに中国を訪れ、多くの分野で危険なレベルに達している両国の緊張関係をある程度和らげたかもしれない。しかし、肝心の話し合いで大きな進展がなかったことから見ても、安心できる時間は束の間に過ぎないと言えそうだ。
18─19日のブリンケン氏訪中と習近平国家主席との会談は、実質的な成果が乏しかった。それは20日に米政府が再び中国に軍同士の対話チャネル再開を呼びかけたことや、中国がキューバに軍事訓練施設建設を計画中との報道を巡り、当のブリンケン氏が懸念を示したことからもはっきりと分かる。
【感想】
習近平ブリンケン会談の内容は不明だが、報道される概要だけでも、中共がプロパガンダ工作を仕掛けていることが分かる。国家主席と国務長官では外交プロトコルが異なるとはいえ、習近平が朝貢を迎える中華皇帝の席に座り、ブリンケンは使者とみなす席の配置とした。かつて太平洋を2分割することに言及したが、最近は地球を2分割案に触れている。偶発的な衝突からエスカレートすることを防止するためのホットライン設置に関しても、なぜか中国は頑なに拒んでいて、実に不可解である。
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