トランプ政権、台湾の軍事力強化

トランプ政権、台湾に主力戦車など20億ドル相当売却へ

https://www.sankei.com/smp/world/news/190606/wor1906060009-s1.html

【ワシントン=黒瀬悦成】ロイター通信は5日、トランプ米政権が台湾に主力戦車など総額20億ドル(約2167億円)以上相当を売却する見通しだと報じた。議会にも非公式に通知したとしている。中国の軍事的脅威をにらんだ台湾の軍装備近代化を支援するのが狙い。

 同通信が複数の関係者の話として伝えたところでは、売却されるのはM1A2エイブラムス主力戦車108両と、携帯型地対空ミサイル「スティンガー」250発、TOW対戦車ミサイル1240発など。

台湾軍は米国製のM60パットン戦車を主力戦車として使用しているが、旧式化が進み、更新が必要になっていた。

 シャナハン国防長官代行は1日、シンガポールで開かれたアジア安全保障会議で、中国に対抗する狙いからインド太平洋地域の同盟・パートナー諸国の軍事力強化を支援する意向を表明していた。










【感想】

中国国防相の台湾威嚇発言を受け緊張が高まっている。台湾空軍が高速道路を使用して戦闘機の離陸訓練を行い、台湾海峡を欧米の軍艦が通過し牽制した。中国としては、戦争を回避して、台湾世論を工作し、戦わずして台湾を支配したいところであるが、米中貿易戦争で国民の不満が習近平政権に向かう場合には、外側に注意をそらそうと危険な冒険に出る可能性はある。中国による台湾侵攻に対抗する武器売却である。トランプ政権の台湾防衛の意思は固く、海兵隊が護衛する米国在台協会(AIT)は堅固な要塞である。地政学的にも台湾は重要な拠点であり、反面、半島での信頼関係は揺らいでおり、いつ38度線が対馬海峡まで下がって来ても不思議ではない。





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