日韓関係、堪忍袋の緒が切れた

韓国「経済報復」と遺憾表明 WTO提訴も

https://www.sankei.com/smp/world/news/190701/wor1907010026-s1.html

【ソウル=名村隆寛】日本政府が半導体などの製造過程で必要な材料3品目の対韓輸出規制を強化する方針を発表したことに対し、韓国政府は世界貿易機関WTO)への提訴など対抗措置に出る構えだ。

 成允模(ソン・ユンモ)産業通商資源相は1日の会議で、日本の輸出規制強化について、いわゆる徴用工訴訟で韓国最高裁が日本企業に賠償を命じた問題に対する「経済報復」だとし遺憾を表明。「WTO提訴をはじめ、国際法と国内法にのっとり必要な対応措置をとる」と述べた。

また、趙世暎(チョ・セヨン)第1外務次官は同日、長嶺安政駐韓日本大使を呼び、遺憾の意を伝え抗議した。韓国政府はこの日、関係閣僚会議を招集し対応策を協議したほか、半導体やディスプレー業界と緊急対策会議を開くなど対応に追われた。

 韓国では輸出が7カ月連続の下落傾向にあり、年間輸出額6000億ドル(約65兆円)の2年連続達成が今年は事実上不可能となっている。「対外条件の不確実性が一層大きくなっている」(産業通商資源省の朴泰晟=パク・テソン=貿易投資室長)と韓国政府は見ており、米中の貿易紛争に加え日本からの輸出規制で、半導体頼りの輸出への打撃は不可避な情勢だ。

半導体輸出は、低迷続きの韓国経済を支えており、輸出規制が「韓国製造業に大打撃を及ぼす恐れがある」(聯合ニュース)とメディアの反響も大きい。

 KBS放送は、規制対象の3品目の世界でのシェアで日本企業が70~90%を占め、サムスン電子やSKハイニックスなど韓国企業の依存度が高いことを挙げ「韓国での生産に影響が出る」と指摘。一方で「輸出する日本企業にも打撃が及ぶとみられる」と報じた。

 韓国紙によれば、対象3品目の韓国企業での在庫は1カ月分ほど。規制が今月中に始まれば8月にも生産に影響が出そうだという。

 韓国では日本の輸出規制について、以前から取り沙汰されていた。懸念が現実となり「日本政府は韓国への通信機器や先端素材の輸出規制強化も検討しているとされ、今後も対抗措置が続く見通しだ」(KBS)と警戒を強めている。








【感想】

レーダー照射は事実無根と強弁を続け、いわゆる元徴用工判決では、日韓関係の根幹である日韓基本条約及び日韓請求権協定まで立ち返って、仲裁委員会の設置を提案したが、文在寅政権は国際法を踏みにじって無視し続けた。こうした韓国の横暴に安倍政権は明確な対決姿勢を表明した。G20での日韓首脳会談回避の次は、大使召還やビザ発行の見直しかと予想していたが、堪忍袋の緒が切れて、いきなり急所を突いた。WTO提訴は織り込み済みである。板門店でのトランプ大統領の態度を見ても、G20の日中首脳会談で歴史問題を取り上げなかった習近平の振る舞いを見ても、韓国を擁護する国はなさそうだ。金正恩でさえ文在寅を邪魔者扱いしている。アメリカの仲介で「最終的かつ不可逆的に解決」とした慰安婦問題の日韓合意すら破棄したことは、まだ記憶に新しい。自業自得、身から出た錆とは言え、韓国はこの先どうするのだろうか。





by ロード




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